目次
第１章 画家としての目覚め、版画との出会い
第２章 関東大震災からの復興
第３章 新境地の開拓、そして晩年へ
著者等紹介
清水久男［シミズヒサオ］
昭和２８（１９５３）年、東京生まれ。昭和５３（１９７８）年、明治大学大学院修士課程史学専攻考古学専修修了。専門は埴輪研究。明治大学考古学陳列館勤務を経て、昭和５４年から大田区立郷土博物館学芸員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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旅するランナー
191
旅する新版画家。大正から昭和初期の日本各地の風景に旅情・叙情・詩情を感じます。あなたの町もきっとあります。｢私の仕事はご同好の皆様の目の玉の代表となり御鑑賞の全権となっていい風景よい情景を写生し版画に制作し其場所に時も天候も同じに皆様を立たして御見せしたと同様になればそれでいいので、筆者の満足此上なしです｣という言葉を実現してます。2020/09/22
けんとまん１００７
43
言葉にならない素晴らしさ。うまく表現する言葉がない。ただただ、じっと観た。版画というには、想像を超えるように思う一方で、これは、版画でないと表現できない味わいがあるなとも。特に魅かれるのは、雪の表現。いわゆる雪国の地域に暮らしているので、雪の持つ温かさ・軟らかさが伝わるのが特にいいと思う。2020/10/24
えめらるど
25
去る10/29（金） SOMPO美術館へ川瀬巴水の新版画を観に行くための予習として拝読。 スティーブ・ジョブズも愛した川瀬巴水の新版画。 シンプル美のApple社商品デザインの参考にもなっている。 川瀬巴水という人は 風景の構図・色彩・濃淡、そして巴水がみた刹那の瞬間を、当時の鮮度を保ったまま版画としてこの世に残した。 それはどれもため息が漏れるほど…。 個人的には朧月夜、山、明から藍に変わる空模様、朱色の鳥居と桜、そして本人が気持ちよさそうに浸かっている大師温泉の版画が印象に残った。2021/11/03
ねね
12
すっごく良かった！！巴水の足跡や言葉も載せられていて、これぞ芸術本！という出来です。3000円とお安めだし、これだけの点数が載っていれば満足。関東大震災の前と後で画風が変わったり、色々が見て取れました。多色刷りの展開をしてくれているのも嬉しかったです。色の重なりがこうやって生まれたのか、とわくわくしたし、勉強になった。某「夕暮れ～」を買ったことを後悔した……（汗）初めて巴水買うなら、断然こっちです！2015/07/08
けいこ
11
雨とか雪が降っている絵に、とても惹かれました。2015/03/14
