目次
序章 岡本太郎とは何者か
1 誕生~パリ時代
2 前衛芸術家としての闘い
3 変化し続ける才能
4 万博の時代
5 大衆に愛されて
終章 生き続ける岡本太郎
著者等紹介
佐々木秀憲[ササキヒデノリ]
1961年佐賀県佐賀市生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科前期博士課程修了(文学修士)。有田ポーセリンパーク取締役学芸室長、大英博物館日本美術部客員学芸員(2000年)、オックスフォード大学アシュモレアン美術館客員研究員(2001年)などを経て、川崎市岡本太郎美術館学芸担当係長。中世から現代に至るまでの東西芸術史の人文科学的考察に関する論著他数。所属学会:美学会、日本宗教学会、東洋陶磁学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佳音
65
はなっからわかっていたが、やっぱりすごい人だ。2017/04/04
ふ~@豆板醤
40
5!!書店で一目惚れして即買い(笑)岡本太郎さんの生涯を年表で追いながら作品の数々を解説付きで紹介している、まとめ本。正直言って絵はよくわからないので、解説付きなのがすごくありがたい。「対極主義」という絵画理論のもと不協和音を全面に押し出した構図や、原色をとことんぶつけた絵など、ピックアップされている作品はどれもすごく鮮やかでいきいきしている。何回も読んで芸術にもっと詳しくなりたい。2017/03/20
sofia
39
「もっと知りたい」シリーズは初心者にわかりやすく書いている。大阪万博の記憶はないが、夜、高速から太陽の塔を見るとぞぞぞとする。「明日の神話」は子どもが小さいころ、日テレに連れていったら、汐留にあった。目の前に道がないところをどんどん進んでいった岡本太郎のエネルギッシュなこと!「坐ることを拒否する椅子」があんなに種類があったとは。旧都庁の「日の壁」があんなに鮮やかだったとは。岡本太郎美術館に行ってみたい。2022/05/18
Y2K☮
36
「森の掟」や「燃える人」を久し振りに見てピカソ「ゲルニカ」と通底する器の大きさを感じた。政治的にどちらの陣営なのかというちっぽけな枠に収まらず、もっと広く「本職・人間」の岡本太郎として戦争や核への反対を訴える。確かにどちらもない社会が望ましい。では現実的にどうすればいいか。国防やエネルギー問題など、耳触りのいいキレイごとだけでは解決し難い実態がある。でもそこは我々が考えるべきこと。芸術家は人間として生きるうえでの力強いビジョンを示し、世界全体を正しい方向へ導くシャーマンであればいい。川崎の美術館に行こう。2022/04/03
オレンジメイツ
33
「図書館本」岡本太郎の言葉。「逃げない、はればれと立ち向かう、それがぼくのモットーだ」作品の理解ができてるか自信ないけれど勢いに惹かれます。2022/09/19