目次
第1章 王羲之の生涯(王羲之小伝;書簡から見る王羲之;逸話が語る王羲之像 ほか)
第2章 王羲之の書(至宝「蘭亭序」を知る;王羲之の名筆)
第3章 王羲之以降(王羲之神話の形成;王羲之書法の展開;王羲之神話の崩壊 ほか)
著者等紹介
島谷弘幸[シマタニヒロユキ]
1953年岡山県生まれ。東京教育大学教育学部芸術学科書専攻卒業。1984年より東京国立博物館に勤務、美術課書跡室長、文化財部展示課長、学芸研究部長を経て、現在同館副館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しーふぉ
19
書聖と呼ばれた王羲之。唐の太宗に書を愛され代表作蘭亭序は太宗の墓に一緒に入れられたという。真跡が一つも残っていないのが残念。この本では王羲之の人生や日本の空海、嵯峨天皇、橘逸勢、本阿弥光悦などに与えた影響など、カラーの写真と共に紹介されていて入門編としてはなかなか良いと思う。2017/06/10
ひろ☆
13
王羲之の書に興味があって。盛りだくさん。2016/05/27
虹の蛇
0
お勉強のために図書館から拝借。内容が王羲之展に沿うものなので見に行った後に読むと復習になりますね。2013/03/06
白山手賀
0
書の美しさが分かる年齢になってきた。2024/05/29
やん
0
返却期限があるので駆け足で。字が上手だったことはなくきれいに書こうという意識も低く習字の経験しかない私にとって王羲之は全く別の世界の人。書を味わうとはどんなことかもよくわからない。それでも王羲之の書は魅力的。私にとって文字を書くことは手段であって目的ではなかった。しかし手段を芸術にまで高めようとするのが当時の人に求められた教養だったのか。能書家の筆は後世に残るけど、きっと下手くそな人もいたのかも。書には素人の私でもわかりやすく読めて、アート・ビギナーズ・コレクション、やっぱりいいシリーズです。2021/01/24