目次
第1章 『装飾資料集』
第2章 『装飾人物集』
第3章 ミュシャと商業デザイン
著者等紹介
千足伸行[センゾクノブユキ]
1940年東京生まれ。東京大学文学部卒。TBS(東京放送)を経て国立西洋美術館に勤務。1970‐72年、西ドイツ(当時)政府給費留学生としてドイツに留学し、ミュンヘン大学で主にドイツ・ルネサンス美術を学ぶ。帰国後、西洋美術館に復帰。1979年より成城大学文芸学部に助教授として勤務、1986年教授となり、2011年同大学を定年退職。現在同大学名誉教授。専門分野はヨーロッパの近代、とりわけ世紀末を中心とする各国の美術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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はるき
22
美しい。緊急事態で生活に必要ない分野に数えられるのが芸術関係。でも、こんなにも心を揺さぶられるのだ。圧倒的です。2020/04/23
スタッフW
10
ムハッ!こりゃ細かい。例えばp37の下向きの木の枝。なぜか見入ってしまう。p62左下は指輪として面白いデザインだと思った。ミュシャと言えば女性画だけど、こういう細かい小物の巧さがメインの女性の背景としてしっかり支えているんだと今回再認識。すごいと思ったのはp161の下のアメリカ雑誌の表紙絵。これ言われなきゃミュシャだなんて分からない。大作スラブ叙事詩を描く資金集めの為に仕事したと解説されているが、自風を曲げて?アメリカチックな絵も描けるなんて本当に多芸だ。ミュシャ展をきっかけにちょっと独学した気分で満足。2014/07/21
はなはな
7
今年のミュシャ展ではスラブ叙事詩という大作のパンチが凄かったですが、印象にのこったのはむしろスケッチなどの小品や大作の細部。もっとみたいとおもっていたので画集とはいえじっくり堪能できるのが嬉しい。2017/07/08
MitsのHoney
5
実際に発行された装飾・人物資料集と、その他の作品からなる本。ポスター絵の印象が強いけれど、宝飾や紙幣等のデザインも手掛けていて驚く。美しい人物画はもちろん、枯れた葉やカブトムシ等のデザインもあって面白かった。自然に対する観察眼の鋭さはもちろん、優れたバランス感覚が為せる技なんだろうなぁ。華やかな色遣いと滑らかな線描が本当にきれいで、見ていてうっとりしてしまう。ミュシャはやっぱりいい!2013/06/15
shou
4
ミュシャのデザインは何故だかとても魅力的だ。見慣れた花や小物が、ミュシャの絵の中に入ると、これ以外は有り得ないと思えるほど美しい唯一の曲線になる不思議。2013/01/25
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