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内容説明
目に見えない内面の世界を奔放な想像力を駆使して表現した、一五世紀から二〇世紀までの幻想絵画をとりあげた。日本で初めて紹介する作品を数多く掲載し、62人の画家の魅力を探る。
目次
幻想美術とは
第1章 近代以前の幻想絵画―ルネサンスからロマン主義へ
第2章 ラファエル前派とその周辺の画家たち―ヴィクトリア朝の愛の夢
第3章 フランス象徴主義の三大画家―モロー、シャヴァンヌ、ルドン
第4章 世紀末の夢と幻想―象徴主義とその周辺
第5章 近代版画に花開く幻想世界―小さな紙面に展開する自由な発想と奔放な想像力
第6章 二〇世紀の幻想絵画―ルソーからシュルレアリスムへ
著者等紹介
千足伸行[センゾクノブユキ]
1940年、東京生まれ。東京大学文学部卒。TBS(東京放送)を経て国立西洋美術館に勤務。1970~72年、西ドイツ(当時)政府給費留学生としてドイツに留学。1979年より成城大学文芸学部に勤務。現在、同大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nat
33
          
            図書館本。ボスから始まって、20世紀の幻想絵画までを解説。ボスの「快楽の園」の画面右下の洞窟の中にいる人物だけが服を着ていることを初めて知った。この謎の人物はいったい誰なのだろう。2024/12/30
          
        白義
10
          
            画家別に見開きで略伝と代表作を並べ、幻想絵画の世界を紹介。ほぼ一人一作とはいえ60人以上も連なると壮観で、公式の美術史で語られることの少ないマイナーな画家もたくさん挙げられている。狂気にとり憑かれ自分の父を刺殺したリチャード・ダッドは本人もさることながら、その代表作も文学や神話のエピソードに拠らない特異性を持っていて見ごたえあり。ボヘミアのクプカ、イタリアのプレヴィアーティなど初めて知り、新しく興味がわいた画家がたくさん増えた。近代以降の幻想画家が多かったように思う2014/11/05
          
        kei-zu
6
          
            「幻想美術」の定義は確たるものではない。 だが、ボス、クリムト、ターナー、モロー、ルドンなどなど、個人的に好きな画家が並ぶ。ページをめくるのが楽しい。 この世にあってあらざるもの。画家たちは、何を見て何を思い何を描こうとしたのか。思いを馳せながら読む。 それは、1本の直線では繋がれない絵画史でもある。2021/01/25
          
        nizimasu
5
          
            よくよく考えれば、19世紀の世紀末美術のような幻想世界を描いた人たちはマニアリスムの時代から20世紀にまで連なることをこの本は教えてくれる。デューラーとか、ムンクまで入ると意外な気もするけど、ドミニクアングルとか、クリムトまでいくとそれもそうなのかなとやけに納得。時代をさかのぼり徐々に時期をいくスタイルは、かなりわかりやすかった。なんだか、幻想世界に虜になりそうだ2014/02/16
          
        むさみか
3
          
             入門書ですが 知らなかった画家の作品も沢山 とても見ごたえがありました 好みの画家が見つかると思いますよ2016/09/12
          
        

              
              

