内容説明
時代ごとに描き出された女性たちの美意識と心意気。平安時代に登場した小袖は、明治時代以降きものと名を変えた。江戸時代に発展したその技法とデザイン性は、今も受け継がれ、私たちを魅了する。
目次
粋の時代―江戸時代後期の小袖(町人/富裕町人/武家/公家)
曙の時代―明治時代のきもの
ロマンの時代―大正時代のきもの
モダンの時代―昭和時代前期のきもの
シックを楽しむ―銘仙の魅力
田中本家の婚礼衣裳
小袖からきものへ―意匠の変遷
用語解説
著者等紹介
長崎巌[ナガサキイワオ]
1953年、大阪市生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。1982年より20年間、東京国立博物館で様々な染織品に接した経験をいかし、染織、服装、意匠など多方面にわたって日本の染織文化や服飾文化史を研究する。また、海外流失した日本の染織品の調査にも携わる。現在、共立女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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