アート・ビギナーズ・コレクション
もっと知りたいミュシャ―生涯と作品

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 95p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784808708320
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0071

内容説明

女優サラ・ベルナールとの衝撃的な出会い、友人ゴーギャンとの関係、ベル・エポック、アール・ヌーヴォー、そして…。祖国とすべてのスラヴ民族の喜びと悲しみに思いをこめて後半生のすべてをかけて描いた大作『スラヴ叙事詩』全20点を紹介。150点以上のカラー図版で、画家の生涯をたどる。

目次

第1章 誕生からパリ・デビューまで(ジスモンダ;四季;椿姫;ルフェーブル・ユティル・ビスケット;黄道12宮;サロン・デ・サンでのミュシャ展のポスター;ペルフェクタ自転車;ムーズ・ビール;ジョブ;モナコ-モンテカルロ;カカオ・シャール;ビザンティン風頭部)
第2章 世紀末の光と影(1900年のパリ万博;メデア;花4部作;ハムレット;桜草と羽根;主の祈り;自然;装飾資料集)
第3章 故郷に帰る(プラハのアール・ヌーヴォー;ミュシャの祖国愛;ヒヤシンス姫;スラヴ叙情詩)

著者等紹介

千足伸行[センゾクノブユキ]
1940年東京生まれ。東京大学文学部卒。TBS(東京放送)を経て、国立西洋美術館に勤務。1970~72年、西ドイツ(当時)政府給費留学生としてドイツに留学し、ミュンヘン大学で主にドイツ・ルネサンス美術を学ぶ。帰国後、西洋美術館に復帰。1979年より成城大学文芸学部に助教授として勤務、1986年教授となり、同大学教授。専門分野はヨーロッパの近代、とりわけ世紀末を中心とする各国の美術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れみ

89
ミュシャ展鑑賞の予習として再読。リトグラフと油彩画、全く印象の違う作品群を持つところにミュシャのアーティストとしての引き出しの多さを感じる。スラヴ民族の歴史については知らないことばかりだけど、スラヴ叙事詩に描かれた人々の姿からはミュシャの自分が属する民族への並々ならぬ思いが込められていることを思わずにはいられない。日本人でも海外で暮らしたり海外の人と接する機会が多いと自分が日本人であることをより考えるというけどパリやアメリカでの生活の長かったミュシャにももしかしたらそういうところがあったのかも。2017/03/10

れみ

74
チェコ生まれでパリを中心に活躍した画家ミュシャの作品とその生涯について。リトグラフや油彩画はもちろん、デザインを手がけた宝飾類や建物まですべて素敵。「スラヴ叙事詩」の物語性と淡い色が幾つも重なり合って生まれる重厚感、とても心惹かれるなあ。学生時代、友達がミュシャ好きでクリアファイルとか持ってたけどその頃の私にはその良さが分かってなかった。残念だったなあ。今回は図書館への返却期限が迫っててざっと読んだ感じになったからまたいずれ機会を見つけて読んでみよう。2016/02/13

mai

39
ミュシャ大好きです♪とても丁寧にまとめられていて読みやすかったです。2013/12/26

どぶねずみ

33
晩年には壁画的なスラヴ叙事詩を描くが、それがものすごく歴史的政治的な時代背景を感じる。相当デカいので、ミュシャ展でもあったら、観に行きたい。若い頃は花をモチーフにした少女画が多く、企業広告ポスターとして描かれたイラストを描いていて、どちらのミュシャの作品も好きだ。少女画は何かグッズなどないだろうか? かわいいので、何か欲しいな。2018/10/22

ごへいもち

30
本の装丁がボーダーにミュシャの絵の一部を使うなど美しい。ミュシャ展のために。2017/04/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/490402
  • ご注意事項

最近チェックした商品