内容説明
近現代の日本画家28人+洋画家31人の特徴・技法・人間像がわかる。
目次
1 西洋との出会い(高橋由一;原田直次郎 ほか)
2 芸術と個性(富岡鉄斎;冨田渓仙 ほか)
3 絵画の成熟(竹内栖鳳;横山大観 ほか)
4 都市とモダニズム(佐伯祐三;長谷川利行 ほか)
5 現代への序章(岡鹿之助;海老原喜之助 ほか)
著者等紹介
尾崎正明[オザキマサアキ]
1943年埼玉県生まれ。早稲田大学文学部美術史学科卒業・同大学修士課程修了。1974年より東京国立近代美術館に勤務、現在同館副館長
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感想・レビュー
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れみ
81
明治維新頃から現代までのそれぞれの時代を生きた画家とその作品を紹介しながら、日本の近代美術の流れを辿る本。すごく知っている画家の方の名前や作品もあれば、ここで初めて知るような方もたくさんいて、様々な方面に興味が広がる感じ。画家一人につき見開き2ページの構成で、その人の作品や歩んだ道や作風や取り巻く環境などについての解説が詰め込まれていて、見やすくて楽しい。2018/05/09
しーふぉ
16
村山槐多と竹内栖鳳が特にお気に入り。2016/12/25
すがし
2
内容が簡潔で、入門書としては最高。ただ各作家につきもう1,2作品は図版がほしかった。多分そうすると価格が跳ね上がるのではあろうが…2008/02/29
キミタン
1
これ1冊とPCがあれば近代日本画の大海に漕ぎ出すことができます。 もちろん、美術館で本物を目の当たりにしたいものですが、体系的に時代を抑えながらPC画像で作品を見てもかなり楽しい。 いままでバラバラにしか分かっていなかったあの画家(速水御舟ファンです)から加山又造までがやっと流れとして理解できました。 それにしても、絵に描かれたものは画家そのものなんだなぁ! 2013/03/20
ことよん
1
この本に出てくる絵画の三分の一程が、先日見に行った、国立近代美術館の”美術にぶるっと!”に展示されていました。あらためてあの美術展の凄さに感動!2013/01/19