内容説明
月3読書で、見方が変わる。小説からエッセイ、古典、マンガまで279冊から浮かび上がる「女」「時代」「生きる」ということ…。
目次
1 生きる
2 女
3 男
4 性
5 家・家族
6 作家
7 趣味・好み
8 旅・鉄道
9 学校・スポーツ
10 社会・時代・思想
著者等紹介
酒井順子[サカイジュンコ]
1966年東京生まれ。高校在学中から雑誌『オリーブ』にコラムを執筆。大学卒業後、広告会社勤務を経て執筆業に専念し、2003年刊行の『負け犬の遠吠え』で第4回婦人公論文芸賞と第20回講談社エッセイ賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けぴ
56
『本が多すぎる』と同系列の酒井順子さんのおすすめ本エッセイ。今回はカラーでおすすめ本の表紙が紹介されているのでイメージが掴みやすい。テーマに沿って3冊ずつ紹介されているところも読みやすい。読みたいと思う本を見つけるのに良し、既に読んだ本の新たな視点を知るのに良しの良書!2023/02/14
momi
50
東京新聞・中日新聞で著者が連載中の「3冊の本棚」の記事を書籍化したものです。毎回ひとつのテーマに沿った本が選ばれていて小説から古典、漫画、エッセイなどジャンルにとらわれずいろいろな作品を紹介しています。私が普段スルーするジャンルの作品も分かりやすく面白く説明されていて参考になりました。もちろん読みたい本はチェック済み!一番驚いたのは珍道中「東海道中膝栗毛」の弥次さん喜多さんは友達以上の関係だったとは…だからより一層仲良く楽しく旅ができたのですね。ホント知ると見方が変わって面白いです!2021/09/02
ann
39
テーマごとの選書になっていて、しかもその3冊がどこか繋がりを感じさせる。何冊か読みたい本に登録した。もちろん何冊かは既読。オールカラーなので、選書を読まないまでも装丁を楽しむことが出来る。2021/11/08
つちのこ
36
関連性をもった3冊に絞った本は、【生きる】【女】【男】【性】【趣味】【鉄道】など、幅広いテーマに沿って紹介している。ブックガイドらしからぬ新鮮な切り口は共感できたし、読んだ本もいくつもあったが、いかんせん、読みたい本がない。著者が傾倒しているのか三島や水上、川端は複数紹介しているが、付箋を貼って気に留める本もなければ、短く簡潔過ぎる文章には、ビビッとくるフレーズもなかった。新聞の読書欄の記事なので万人受けを狙ったようだが、読書傾向がひねてる自分には残念ながら役立たず。もっとも、食わず嫌いなので、ごめん。2025/06/02
いーたん
29
oliveのエッセイの時から酒井さんのファン。近著では、書籍紹介を通して、彼女の世界観が見えてくる。本棚の紹介はなるほどこっぱずかしいものだが、彼女は惜しげもなく、お気に入りの本を紹介してくれる。しかし、そんなに三島由紀夫がお好きだとは、、、。意外なような、でもなんとなく納得できるような。はてさて、自分はどんな本を紹介しようかと思うと案外身構えてしまいそうだ。2021/10/01