ドナルド・キーンの東京下町日記

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ドナルド・キーンの東京下町日記

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784808310356
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

日記とは不思議なものである。あくまでも個人的な備忘録であり、内面の告白でもある。すすんで人に見せるものではない。だが、記録すれば、いつかは誰かの目に触れる(本書より)。日記文学研究者の最初で最後の日記!

目次

はじめに(「東京下町日記」担当編集者・鈴木伸幸)
ドナルド・キーンの東京下町日記(世界に誇れる文楽;住めば都;三島由紀夫からの手紙;富士山に導かれ;小田実の『玉砕』;被災地を思い続ける;私の「センセイ」;日本兵の日記;ケンブリッジ大学での講義;古浄瑠璃の地、柏崎になぜ原発 ほか)
人、ドナルド・キーン(「東京下町日記」担当編集者・鈴木伸幸)

著者等紹介

キーン,ドナルド[キーン,ドナルド] [Keene,Donald]
1922年、米ニューヨーク生まれ。米コロンビア大で日本文学を専攻し、同大助教授、教授を経て、名誉教授。日本の文化や文学の研究で世界的な権威。2012年に日本国籍取得。19年逝去。文化勲章を受章したほか、菊池寛賞、山片蟠桃賞、日本文学大賞、全米文芸評論家賞など受賞は多数。松尾芭蕉の『おくのほそ道』から、三島由紀夫の『宴のあと』などまで、古典から近現代まで日本文学を幅広く英訳

鈴木伸幸[スズキノブユキ]
1962年、東京生まれ。横浜国大卒業後、共同通信社に入社。国際局海外部などに勤務。同社退社後、モービル奨学生として米コロンビア大ジャーナリズム大学院で上級国際報道プログラム履修。帰国後、東京新聞(中日新聞東京本社)入社。経済部、特別報道部などを経て現在、放送芸能部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kinkin

100
今年の二月に逝去されたドナルド・キーン氏。氏が新聞にコラムとして掲載していたものをまとめた本。日本文学研究家、能や文楽、浄瑠璃他日本文化に深い造詣を持った目線で書かれている。また日本人として帰化しそれまで外人だから遠慮していたことも日本人になったから遠慮なく言うと書くほど日本愛を持った人だ。太平洋戦争では沖縄に語学士官として訪れていたそうで当時の戦争の酷さについては何度も触れている。また東京五輪については東北を襲った大地震で多くの人々が復興途中でなぜ今五輪なのかという意見も載っていた。図書館本 2019/11/09

踊る猫

38
実にロジカルな日本語を書く方だ。それでいて冷たさがない。地に足の着いた地点から語られる日本文学と日本という国そのものにまつわる風景は、今で言えば「リベラル」な教養人が持ちうる最良の部分を体現している。それでいてこれもまた余裕のユーモアにも満ちており、読んでいてその風通しのよい空気というか陰湿さを持たない人柄が現れる文章にやられてしまう。こうした人物を「(日本文学の)伝道師」として持ち得たことが日本文学にとっては紛れもない僥倖だったのではないか、と思う。『天声人語』と並んで模倣したくなる「優等生」的な文章群2023/03/22

ワッピー

27
日本に帰化したキーン氏の新聞連載。文学者との交流、若いころの勉学、語学軍人としての従軍経験、そして東京に居を構えてからの研究など、キーン氏の来し方が洒脱な文章で語られます。前回読んだ「自伝」で網羅されている内容は多いものの、再び読んでもまた楽しい雰囲気が横溢しています。三島由紀夫との交友であったり、破綻した人間関係に見る石川啄木の現代性など興味深い話は尽きません。また大変革期のリーダーとしての明治天皇についての著作をぜひ読んでみたいと感じました。不勉強なワッピーにはキーン氏の著作への扉本として手頃でした。2020/03/28

彼岸花

16
日記を書いたことのないキーンさんの、最初で最後の日記形式の本。七十回の連載は、体力的にも苦労されたことでしょうが、日本人として、思いのたけを綴った内容は、的確でした。誠己さんの、「非常に幸福な生涯だった」という言葉を聞き、嬉しい反面哀しくもあり、涙がこぼれました。戦争体験や、文豪との交流は、他本でも読みましたが、今の政治や社会情勢に対して危惧し、日本の将来を非常に憂いておられたのが印象に残っています。今夏「ドナルド・キーン・センター柏崎」を訪れました。この日も雨(笑)歓迎の雨で受け入れて下さったようです。2019/11/23

本の蟲

14
米国出身の日本文化研究の第一人者。数多くの日本文学の翻訳を手掛け、東日本大震災後に日本に帰化したドナルド・キーンが、90歳を超えてから書き始めた日記。最初安かったというだけで手に取った源氏物語。玉砕した兵士の日記や日本人捕虜との交流。大学時代の日本人の恩師。終戦後、三島由紀夫、永井荷風、安部公房、谷崎潤一郎、川端康成、司馬遼太郎等、日本人文学者との思い出。文楽に対する大阪市補助金削減や、原発処理問題、東京オリンピック、伊勢神宮の式年遷宮など時事問題に対しての懸念や想い。日本人以上に日本を愛した方の徒然(続2022/02/19

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