内容説明
日記とは不思議なものである。あくまでも個人的な備忘録であり、内面の告白でもある。すすんで人に見せるものではない。だが、記録すれば、いつかは誰かの目に触れる(本書より)。日記文学研究者の最初で最後の日記!
目次
はじめに(「東京下町日記」担当編集者・鈴木伸幸)
ドナルド・キーンの東京下町日記(世界に誇れる文楽;住めば都;三島由紀夫からの手紙;富士山に導かれ;小田実の『玉砕』;被災地を思い続ける;私の「センセイ」;日本兵の日記;ケンブリッジ大学での講義;古浄瑠璃の地、柏崎になぜ原発 ほか)
人、ドナルド・キーン(「東京下町日記」担当編集者・鈴木伸幸)
著者等紹介
キーン,ドナルド[キーン,ドナルド] [Keene,Donald]
1922年、米ニューヨーク生まれ。米コロンビア大で日本文学を専攻し、同大助教授、教授を経て、名誉教授。日本の文化や文学の研究で世界的な権威。2012年に日本国籍取得。19年逝去。文化勲章を受章したほか、菊池寛賞、山片蟠桃賞、日本文学大賞、全米文芸評論家賞など受賞は多数。松尾芭蕉の『おくのほそ道』から、三島由紀夫の『宴のあと』などまで、古典から近現代まで日本文学を幅広く英訳
鈴木伸幸[スズキノブユキ]
1962年、東京生まれ。横浜国大卒業後、共同通信社に入社。国際局海外部などに勤務。同社退社後、モービル奨学生として米コロンビア大ジャーナリズム大学院で上級国際報道プログラム履修。帰国後、東京新聞(中日新聞東京本社)入社。経済部、特別報道部などを経て現在、放送芸能部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
踊る猫
ワッピー
彼岸花
本の蟲