内容説明
正社員の職が見つかるまでの腰掛けとして結婚式の代理出席のアルバイトをはじめた主人公・春香。ところが突然の異動を勧告され、社内で嫌がられる「泣き屋」部門に配属される事に…。
著者等紹介
結木貴子[ユウキタカコ]
茨城県出身。法政大学大学院人文科学部卒業。フリーランスライターとして、新聞記事、舞台、ミュージックビデオなどを執筆。部落解放文学賞入賞作「うるみん」を、東京新聞川崎版で連載した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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散文の詞
155
ホームドラマをみているような感じでした。 “泣き屋”っていう商売も実際にあるのかどうか知りませんが、案外と現実味があって納得できる感じでした。 サラリと読めるのですが、在日コリアンやいじめを受ける少年なんか、結構重い話も出てきて、主人公がぼやけているのがもったいないかな。 全体としても、盛り上がりに欠けます。 ちなみに、あとがきにもあるように題名の「うるみん」は、造語だそうで、これはいい雰囲気を出してます。 2022/06/27
あっきん
10
「泣きや」こんな商売本当にあるのか成立するのか、という疑問を抱きつつも登場人物は皆魅力的だった。特に正太郎が気になった。2015/12/16
barabara
10
泣き屋=朝鮮人、川崎一帯の不法滞在からの現在までの土地取得までの歴史、とか色々とブラックなタブーと繋がるテーマ。タブーだけど葬祭ものはある一定の枠の人が昔から請け負っていた職業だと改めて思い知った。タイトルからして日本語ではない。2015/10/15
lidl
1
なんか色々あえて伏せられて話が進むから最終的なところにきてもよくわからんという話だったなー読むのめっちゃ疲れた2016/02/13
りょう
1
文体が特殊、主術がとんで、なかなかなれない。2016/02/02