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内容説明
冬剱雪黒部を縦横無尽に駆け巡り、ヒマラヤの高峰群で奮闘!日本土着の登山とアルピニズムを融合させた最後の“怪物登山家”が語る風雪の峰々への限りない憧れと、数々の闘いの記録。
目次
ターニングポイント
山登りとの出会い
剱沢大滝への道
剱沢大滝初溯行
初めてのヒマラヤ
雪の剱沢大滝、八ツ峰I峰滝ノ稜
カンチェンジュンガ縦走
ナンガ・パルバット ディアミール壁
マッシャーブルムとブロード・ピーク
ナンガ・パルバット ルパール壁〔ほか〕
著者等紹介
和田城志[ワダセイシ]
1949年10月21日、高知県香南市夜須町に生まれる。高知県立追手前高校を経て、1969年、大阪市立大学工学部応用物理学科に入学する。登山は高校時代より始める。本格的な登山は大学山岳部に入ってからである。1972年、大学を中退し、大学の仲間たちとダイコー産業株式会社を設立入社する。冬の剱岳、雪の黒部川を中心に、冬山登山を続ける。1987年、同社退職、北アルプス立山で遭難、二年間無職。登山を一時止める。その後、家具会社に就職、登山を再開する。1999年、体力の限界を感じ、登山の一線をしりぞく。2007年、母の介護のため退職し、無職になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ちー
0
切なくて、好き。一途さが、かっこいい。
yoneyama
0
社会で生きるとは、それなりの役割を果たすということだ。私は、山の負債を山で返そうとしていた。積雪期の剱沢大滝完登は、私を後ろめたく勇気付けた。しかし、人は多分認めない。それが私には心地よかった。なぜ、こんな危険で不快な登山をするのか。雪崩と悪天候、頂上の爽快さもない陰湿な冬の谷底にうごめいて、何が面白いのか。あたりまえの疑問だ。私自身が分からないのだから。http://aach.ees.hokudai.ac.jp/xc/modules/AACHBlog/details.php?bid=700&cid=72014/07/24
Yasutaka Nishimoto
0
岳人連載の著者の山行。黒部に通い詰め、ナンガパルバットに魅せられた半生が描かれる。劔沢大滝はテレビでも取り上げられる幻の滝としても有名なので、こんなにも通い詰めている人がいるのかと思ったり、ナンガパルバットの雪崩は、マトリックスで敵から集中砲火を浴びているような決死の状況がリアルである。雪山という響きにさえビビってしまう自分にとっては最高の読み物であったが、用語がよく分からず苦労した部分もあった。たまたま読んでいた服部文祥さんの「サバイバル登山家」に紹介されていた著者の、本書の刊行のタイミングがよかった。2014/05/28
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