内容説明
福島原発事故の発生以来、埋もれた真実を発掘し、欺瞞を質してきた記者たちによる、渾身の記事と取材の裏話のすべて。
目次
第1部 スクープと調査報道(お蔵入り資料を「発見」;メディア監視の実体を暴く;原発ムラを解剖する;放射線防護を検証する;核燃料サイクルの闇を照らす;安全対策の不備を問う;東電、政府の主張をただす;放射能汚染の事実を伝える;事故の経済的影響を追う;歴史の秘話を発掘する)
第2部 折々の報道と連載「レベル7」、「福島作業員日誌」(激動の一週間;3月下旬まで;2011年4月~5月;2011年6~8月;2011年9~12月;2012年1~4月;2012年5月から;レベル7第一部 福島原発の一週間;レベル7第二部 汚染水との闘い)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
skice
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Amazonの書評で良い評価を得ているのを見て、すぐさま借りて読んでみた。要はそのころの新聞記事をまとめたもの。事故直後は発表される情報しかないから、独自な目線では記事にはしにくいだろうなと思っていた。隠された情報なので実はこういう風でしたというのは、当時の記事では分からないと。だからそういう部分は割愛されているのかなぁと思う。 こういう原発事故を取り扱ったものをまとめて読むと、とにかく原発の恐ろしさ、原発行政のずさんさ、原発ムラの既得権益を強く感じる。これまで鵜呑みにしていた原発コストの安さから原発あ2013/03/07