出版社内容情報
弥生時代から墳丘をもつ墓がつくられるようになり、その規模は次第に増大して古墳時代が到来。やがて前方後円墳などの巨大な古墳があらわれ、群集墓や横穴式石室の出現を経て古墳時代は終焉する。墳丘形態の変化から、文化の浸透や集団のネットワーク、築造技術の進展などを明らかにし、巨大古墳がいかに築かれるようになったのかを問う。
内容説明
弥生時代にはじまる墳丘をもつ墓は、前方後円墳など巨大古墳を経て群集墓や横穴式石室の出現にいたる。墳丘形態の変化から、文化の浸透や集団のネットワークなどを解明し、巨大な古墳がいかに築造されたのかを問う。
目次
古墳の墳丘とは―プロローグ
墳丘の増大とその起源(墳丘増大の意味するところ;方形周溝墓と方墳の周溝掘削パターン;弥生墳丘墓と前方後円掘削パターンと箸墓古墳)
前期墳丘の構築施工面(山・平地形での墳丘成形;前方後円墳の墳丘構築の基本工程)
前方後円墳―中期墳丘のモデル(中期墳丘モデルを主導した古墳;最大の墳丘施工の実際と舞台裏;古墳づくりの集団系譜)
石室と墳丘の連鎖(埋葬主体と墳丘構築;横穴式石室墳の墳丘構築と石室;古墳時代後半期の墳丘設計)
横穴式石室と巨石(墳丘での横穴式石室の位置と巨石の架構;横穴式石室と墳形の相性;古墳群と群集墳の形成階梯)
次世代の墳墓へ―エピローグ
著者等紹介
一瀬和夫[イチノセカズオ]
1957年、大阪市に生まれる。現在、京都橘大学名誉教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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やいっち
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