出版社内容情報
街のアスファルトの道端や街路樹の根元のわずかな土の上で、草たちは生まれ、季節を通りすぎてゆく。ハコベ、セイヨウタンポポ、ヘビイチゴ、ナズナ……。著者は、健気に生きる都会の草花に優しいまなざしを向け、味わい深いイラストとエッセイをしたためました。こんなに都会の散歩を楽しくさせてくれる本はあったでしょうか。都会で生きる人たちに少年・少女の日々を、そしてふるさとの光景を甦らせてくれる一冊です。
流行のボタニカルアートを超えた深い味わいのある草花の絵と、都会の一角を歩いて出会った街草たちが紡ぎ出してくれる珠玉の随想。二つのアートが織りなす、これまでになかった東京の野草図鑑。
内容説明
街中のアスファルトの道端や、コンクリートのすき間、街路樹の根元のわずかな土の上でも季節の移りかわりに生きている草花があります。仕事や買い物に出かけた帰り道など、街の生活の中でおもいがけずに出会った草花に驚いたり感心したり面白がっています。そんな出会いから本書が生まれました。
目次
ハコベ
ツワブキ
コウホネ
タンポポ
フキ、フキノトウ
オランダミミナグサ
ヨモギ
スミレ
ギシギシ
ナノハナ〔ほか〕
著者等紹介
上條滝子[カミジョウタキコ]
1943年、東京生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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