出版社内容情報
輪島功一は、昭和46年、日本人では初めてボクシング重量級世界タイトルを獲得しました。6度の防衛、その後のリターンマッチでも2度タイトルを奪還した男です。「カエル跳び」の変則技を繰り出し、打たれても打たれても、前進することを止めない「炎のファイター」でした。サハリン(樺太)から引き揚げ、北海道の開拓村で育ち、家出同然で上京、建設作業員など10数種の職を転々とし、24歳でボクシングと出合いました。その波瀾万丈の人生は、戦後、日本が歩んできた復興と高度成長の道筋とぴたりと重なります。「元気」、「勇気」、「負けん気」。今、私たちがなくしてしまった何かを、輪島の軌跡から学ぶことができます。東京新聞・中日新聞夕刊連載「この道」の単行本化!
内容説明
気力・体力・勇気、これが俺の財産だ!元気出そうぜ、負けてたまるか!常識破りの不死鳥伝説。
目次
第1章 ボクサー輪島のおいたち
第2章 遅咲きデビューと破竹の12連勝
第3章 世界王者・輪島、六度の防衛戦
第4章 炎のリターンマッチ
第5章 引退とこれからの夢
輪島功一とその時代(東京新聞運動部・坂本充孝)
輪島功一と日本ボクシング界の主な歴史
著者等紹介
輪島功一[ワジマコウイチ]
1943(昭和18)年、樺太で生まれる。68(昭和43)年、プロボクサーとしてデビュー。71(昭和46)年、日本人では初めてボクシング重量級(ジュニア・ミドル級)世界タイトルを獲得し、6度防衛、その後、リターンマッチで2度タイトルを奪還した。好敵手・柳済斗との世界戦(75年)、そして、そのリターンマッチ(76年)は、ボクシングファンだけでなく、日本国中を熱狂させ、ボクシング史上に残る名勝負となった。通算戦績は、38戦31勝(25KO)6敗1分。引退後は、だんご屋・スポーツジムを経営、講演活動などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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