出版社内容情報
雄大な、そして危険に満ちた山々はイマジネーションを刺激する。書斎にいて高嶺に登り、辺境を旅して、大自然に感動する。本書では、比較的入手しやすい1994~2003年にかけての新刊書を中心に紹介している。著者は山の専門誌「岳人」で書評を執筆、専門の登山史・登山思潮史の視点から、「登山」を通して、人間と自然を見つめた「名著」を50冊選りすぐっている。単なるベストセラーのガイドブックではない。さりとて小難しい評論でもない。読んでいるうちに、スポーツ、自然、民俗、人間論にまで広がる書物の知的世界を漫遊している我に気づくはずだ。
体のみならず、頭と精神を十二分に刺激してくれる1冊。ぜひ書棚に並べたい。
内容説明
山の専門誌「岳人」の書評子が誘う「冒険」の知的世界。
目次
第1章 高嶺を登る、岩壁を攀じる(果てしなき山稜―襟裳岬から宗谷岬へ(志水哲也)
七つの最高峰(ディック・バス;フランク・ウェルズ;リック・リッジウェイ)
冬のデナリ(西前四郎) ほか)
第2章 辺境を旅する(西蔵漂泊(江本嘉伸)
泉靖一伝―アンデスから済州島へ(藤本英夫)
チベットを馬で行く(渡辺一枝) ほか)
第3章 山の科学、山の文学、山の思想(日本の山はなぜ美しい―山の自然学への招待(小泉武栄)
森にかよう道―知床から屋久島まで(内山節)
東西登山史考(田口二郎) ほか)
著者等紹介
福島功夫[フクシマイサオ]
1950年生まれ。高校時代から登山を始める。冬の剱岳周辺を最も愛する。四十代半ばより、冬山からフリークライミングに活動の中心を移す。現在は自称中高年フリー初級者。登山思潮の変遷に興味を持ち、山岳図書を愛読する。山の専門誌「岳人」にて書評を執筆。日本山岳会会員
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感想・レビュー
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