おぼけさま―痴ほうがあける心の扉

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784808308032
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0036

出版社内容情報

誰もがいつかは年をとり、ぼける可能性を持っています。誰もが介護される人、あるいは介護する人になる可能性を持っています。そこにある不安、無力感、心配、絶望…。しかし、人間が老いてぼけることは、「人間らしく生きられるようになる」「神様に近づいている」と著者は言います。
 認知症のお年寄りたちが、ひとつの家で生活を共にするグループホーム。自らグループホームの設立と運営に関わり、多くの認知症高齢者と向き合ってきた著者が、ぼけても普通に生きられる方法、ぼけや老いを正しく理解して感動に出会い、元気がわくコツ、自分らしく生き、自分らしく死ぬための知恵などなど、誰もが避けることができない老いという時を豊かな人生のステージに変えていく処方箋を解き明かします。この本は、老人問題、介護問題に光明を与える生き方の道しるベです。

内容説明

誰もが避けることができない生・老・病・死の中で人生の後半をいかによく生きるか。グループホームで痴ほうの老人と向き合ってきた歳月が教えてくれたぼけても普通に生きるための知恵。

目次

第1章 おぼけさまの手はあたたかい
第2章 おぼけさまは色とりどりに咲き誇る
第3章 漕ぎ出せばどこまでも広がる出会いの海
第4章 ぼけても明るく陽がのぼる~グループホームの日々
第5章 痛みもぬくもりもすべておぼけさまの光
第6章 「あちら」にいくおぼけさまが「こちら」にくれた贈り物
第7章 グループホームはドリームホームなのだろうか
第8章 おぼけさまが生き方を教えてくれた

著者等紹介

西村美智代[ニシムラミチヨ]
鹿児島県出水市生まれ。明治薬科大学卒業。都立病院で薬剤師として勤務した後、医療用具・薬品会社で介護用品を開発。自宅を開放して「風の子文庫」「かぜのこぶんこう」を開く。91年に「生活介護ネットワーク」を設立し、代表となる。95年、さいたま市にデイサービス「陽だまりの家」を開所。98年、さいたま市にグループホーム「たのし家」、99年にグループホーム「うれし家」を開所。2001年に東京・高田馬場にグループホームより処「ぬくみ&くるみ」を開所。現在、NPO法人「生活介護ネットワーク」副代表、社会福祉法人「サン」理事長、埼玉県痴呆性高齢者グループホーム協議会会長、NPO法人「痴呆ケア人材育成ネットワーク・紡屋本舗」代表理事
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