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「帝国ホテル」から見た現代史

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784808307622
  • NDC分類 689.8
  • Cコード C0076

出版社内容情報

(本文「ライト館解体」より)
 彼らにとってライト館は文化財だった。ライトがその生涯で設計した唯一のホテルが帝国ホテルである点も、保存運動の中で強調された。(中略) 最後の夜、ライト館は満室になった。レストラン「プルニエ」では、オペラ歌手の藤原義江さんと女優の田中絹代さんが食事をしながら、思い出話にふけっていた。お二人とも長い間、ライト館に住んでいた方である。

内容説明

駐留軍による接収、旧本館・ライト館の解体、近代化など昭和の荒波を乗り越えてきた帝国ホテル。その間、ホテルマンとして、宿泊した外国要人、マリリン・モンローや日本の芸能人らとの交友秘録を公開。また戦後間もなく渡米、修業で身に付けたホテル経営の数々の秘策を、自身の生い立ちとともに回想。

目次

1章 子供心に
2章 青春はジャズとともに
3章 アメリカ生活を楽しむ
4章 米欧で見聞を広める
5章 ホテルの改革と結婚
6章 ライト館と新本館
7章 ホテル新時代を迎えて
8章 ホテルあれこれ
9章 思い出すままに

著者等紹介

犬丸一郎[イヌマルイチロウ]
大正15年、東京・麹町に生まれる。昭和25年、慶応義塾幼稚舎、普通部、予科を経て経済学部卒業。昭和24年3月、帝国ホテル入社、清掃係、客室係、調理場勤務を経て同25年5月、米国留学。サンフランシスコ市立大学ホテル・レストラン科、ニューヨーク州コーネル大学ホテル経営学部に学ぶかたわら、マーク・ホプキンス・ホテル、ウォルドルフ・アストリア・ホテル勤務。昭和28年、ヨーロッパ経由で帰国。再び帝国ホテル勤務。副支配人、常務、専務、副社長を経て、昭和61年社長就任。平成9年退任後、2年間顧問を務め、平成11年退社。勲二等瑞宝章のほか、フランス、イタリア、ベルギー、フィンランド、ノルウェーより受章
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感想・レビュー

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あじ

49
タイトルの【現代史】は広義の色合いが強い。著者の犬丸さんは、父子二代に渡り帝国ホテルの社長職に就いた家系。財政界、芸能界の交友関係が実に華々しい。生い立ちから語り初め、海外武者修行時代、帝国ホテルでの采配を書き綴る。プライベートな記述が多いので、限りなく【自伝】に近い。貴重な写真の掲載が多く、生き証人しての歴史語りが興味深かった。★3/5 読書をしていると“帝国ホテル”が頻繁に登場する。そのため一冊は読んでおきたいと考えていた。2017/01/23

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