内容説明
歌から手が出て足が出た!オタマジャクシのオの字も知らなかった男が、早大グリークラブ入りをきっかけに歌一筋。ローマに音楽留学、トゥールーズ国際コンクール優勝、そして檜舞台で活躍した滞欧20年余、帰国後“芸術は娯楽”をモットーに「歌の旅」独唱会、執筆、俳優、テレビ出演と、大活躍するクラシック歌手の半生記。
目次
原点はグリークラブ
ライフワークの「冬の旅」
追憶のその昔
ローマ・音楽留学
修業時代とアルバイト
歌劇場と初契約
歌劇場・転々
「歌の旅」余話
いろいろな舞台で
役者としてTV、映画に
録音と執筆
歌曲の意を対して
省エネオペラ
食べ物人情話
水難の想い遥かに
著者等紹介
岡村喬生[オカムラタカオ]
国際的オペラ歌手、日本のバスの第一人者、新聞記者をめざして早大政経新聞学科に入学したが、グリークラブに誘われたのがきっかけで、歌の道を一路邁進。28歳でローマに留学しサンタ・チェチーリア音楽院卒業。トゥールーズ国際コンクールで優勝し、オーストリア、ドイツの歌劇場専属第一バス歌手を歴任。この間、ウィーン国立音楽院「リート・オラトリオ」科に通い学ぶ。以後、ミュンヘン国立歌劇場での「ボリス・ゴドゥノフ」の主役など、オペラ、コンサートで数々の世界の檜舞台を踏む。49歳で帰国、「芸術は娯楽なり」をモットーに、シューベルトの「冬の旅」やトークを交えた「歌の旅」独唱会、執筆、講演、俳優、テレビ出演などで、最も親しまれるクラシック歌手となった。国際文化交流への貢献により、1999年に文部大臣表彰を受ける
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