内容説明
落とし物の携帯電話を届けに小さな旅にでた平凡なカえるくんがいろんな体験をしながら自分が持っている大切な宝物に気づいていく物語。「カえる」には「力+得る」というメッセージが込められています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
annzuhime
39
図書館本。4歳7ヶ月の次女がチョイス。お隣のトノサマガエルくんは人気者で何でも持っている。それに比べて何もないカえるくん。なので神様に宝物を見つけたいとお願いする。ある日、池の中から携帯電話の音が聞こえて…。携帯電話を届ける行き先で、いろんな出会いをするカえるくん。宝物っていったい何?目に見える物だけが宝物ではないんだ。カえるくんをこっそり見守っている存在に気付いた次女はニコニコしていました。カえる=力を得る。本当の宝物を得たカえるくんは、大きな力も得たんですね。2020/12/06
anne@灯れ松明の火
30
南の隣市分館で。とりごえさんが好きなので、前から読みたかった本♪ 自分に自信のないカえるくんが自身の宝を見つけていくお話。どちらかというと、大人向きかな? 袖に「『カえる』には『力+得る』というメッセージが込められています」とあった。あ! よく見たら、「かえるくん」じゃなくて「力えるくん」(漢字のチカラ)なんだね!2017/01/23
けんちゃん
21
読友さんのご紹介本。何にも持っていないとうつむきがちなカえるが携帯電話を拾ったところから、いろいろなことに出会い、自分の持つ宝物に気がつく…ほんのり温かく、ちょっと自信が芽生えるような作品。とりごえまりさんのカえるくんのかわいいこと!タイトルを見て、何で「カえる」なのか、気になっていましたが、「カえる」には、「力(ちから)を得る」というメッセージが込められているとのこと、なるほど納得!よい作品でした。2012/03/25
遠い日
20
「カえる」という表記にこめられた作者の願い。宝物を探しに出かけることになったのは、ある導きがあったからとわかる描きかたに(わたしが)気づいてからは、楽しく読んだ。宝物をどう捉えるかで、お話の深みは違ってくる。子どもより大人の心にストレートに響くお話かも。2016/01/28
さといも
9
図書館本。ちょっと子にはまた早かったか…もうすこし大きくなったらこのホッコリした気持ちが味わえるかな。2018/03/10