内容説明
聴こえない超音波が脳を活性化する?錯視を起こす脳の仕組みとは?人工頭脳は可能か?情報環境学、実験心理学、量子情報の専門家が、聞く、見る、認識理解する、の3方向から最新脳科学を紹介する。
目次
第1章 聴こえない超高周波が脳を活性化する(レコードの隠し味;音源探しと装置開発 ほか)
第2章 錯覚するのも悪くない(心理学を理解するための便利な道具―錯覚;錯視を起こす視覚の仕組み ほか)
第3章 量子人工脳(日本のコンピューター開発前史;現在のコンピューターで解けない組合わせ最適化問題 ほか)
第4章 それ、ホント?(すべては脳の働きにつながる;閉鎖系から開放系へ、平衡系から非平衡系へ ほか)
著者等紹介
山本喜久[ヤマモトヨシヒサ]
1973年東京工業大学卒業。1978年東京大学大学院博士課程修了。工学博士。NTT基礎研究所研究員、スタンフォード大学教授、国立情報学研究所教授/量子情報国際研究センター長などを経て、2014年より内閣府総合科学技術・イノベーション会議革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)プログラム・マネージャー。スタンフォード大学名誉教授、国立情報学研究所名誉教授、NTT R&Dフェロー。専門は量子光学、量子情報処理
仁科エミ[ニシナエミ]
1984年東京大学文学部西洋史学科、1986年工学部都市工学科卒業。1991年同大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了。工学博士。日本学術振興会特別研究員、東京大学工学部助手、大学共同利用機関放送教育開発センター研究開発部助教授などを経て、現職は放送大学情報コース教授、総合研究大学院大学文化科学研究科メディア社会文化専攻専攻長・教授
村上郁也[ムラカミイクヤ]
1991年東京大学文学部心理学専修課程卒業、1996年同大学院人文社会系研究科心理学専攻博士課程修了。博士(心理学)。NTTコミュニケーション科学基礎研究所人間情報研究部の主任研究員の後、東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系助教授を経て、2013年より同大学院人文社会系研究科心理学研究室准教授。日本学術会議連携会員、日本基礎心理学会常務理事などを務める。専門は感覚・知覚の心理学
唐津治夢[カラツオサム]
1970年東京大学工学部卒業。1975年同大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。日本電信電話(株)電気通信研究所部長、(株)国際電気通信基礎技術研究所取締役企画部長、SRIインターナショナル日本代表を経て、2012年より(株)アドバンテスト取締役、(財)武田計測先端知財団の設立に参加し、2001年財団設立時から財団理事、2012年財団理事長。専門は技術経営、イノベーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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