内容説明
エイズが勿然と現れて猛威をふるい始めてから20年が経った。その間、科学者、医学者のなみなみならぬ決意により、異例の速さで、病原体(HIVウイルス)が確定され、その遺伝子の全貎が明らかにされた。本書では、病気の発見からこれまでのエイズ研究の歴史、それがもたらしたさまざまな社会的事象(感染者に対する差別、薬害エイズ問題、性に対する意識の変革)、さらに感染妨止の鍵となるべきワクチン開発への取り組みなど今後の展望についても語られる。
目次
第1章 エイズの謎解き
第2章 エイズウイルス(HIV)
第3章 エイズの発症と免疫不全
第4章 エイズに挑戦するバイオテクノロジー
第5章 エイズの防止と人権問題