内容説明
連日のように報じられる数々の犯罪―ヒ素、農薬などの食品混入事件、白骨死体のDNA型鑑定、麻薬・覚せい剤などの乱用、テロリストによる爆発物使用無差別殺人、放火…。昨今の多様化・科学化する犯罪の捜査において、科学捜査の果たす役割はますます大きなものとなってきている。個々の犯罪と科学捜査の関係は?科学捜査を担う法科学とはどのような学問か?血痕、毛髪、指紋、音声、におい…など犯行現場に残された証拠物件をどのように分析し、合理的に犯行を明らかにしていくのか?その全貌を科学警察研究所の第一線の研究者達が紹介する。
目次
第1部 犯罪と科学(犯罪捜査、それは一つの科学的探究;犯罪と科学捜査;犯罪捜査と証拠物件;科学捜査を支える法科学)
第2部 科学捜査(白骨死体の身元を割り出す;血痕の血液型とDNA型鑑定;毛髪で犯人に迫る;指紋 ほか)
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