目次
1 時間帯
2 意識の満ち引き
3 時間帯間の跳躍
4 時間帯の集中
5 生物時間の結晶
6 時計社会における集団リズム
7 生化学時計の特異性
8 サーカディアン動力学とその展開
9 将来の姿
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PapaShinya
1
本書は、少し古く最近の時間生物学の知見が取り入れられていない。からと言って、本書の魅力が損なわれることはない。本書は『生物時計の幾何学』という専門書をわかりやすく書き直したもの。なので、やや随筆調だが、言わんとしていることは結構大胆なこと・・・のような気がする。生物学者らしくないとも。分子ネットワーク、細胞ネットワーク、器官、個体、生物社会、地球環境、太陽系、そして宇宙を貫く、振動子と振動子ネットワークの位相ダイナミクスの階層性と共通性・・・から生物時計を捉える。かな?と妄想してみる。蔵本さんやんけ。2022/08/28