内容説明
本書は学部教育ないしは専門学校教育における体系的な生化学・分子生物学実験の導入を目的とする。まず、週1回、半年の授業時間を想定して実験項目を選定し、実際に試行して実施可能な実験項目だけを載せた。各項目ごとに必要な機器や試薬を明示し、実験項目によっては選択肢を置いた。実験を行う上で必要な原理は説明したが、標準的な生化学テキストに出ている学問的バックグラウンドの解説は簡単にとどめた。
目次
水溶液
薄層クロマトグラフィー(TLC)
タンパクの定量
酵素反応
細胞破壊とオルガネラの単離
タンパクの精製
ポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAGE)
デオキシリボ核酸(DNA)
糖と脂質
タンパクとリガンドの結合平衡〔ほか〕