内容説明
本書は、分子生物学の基本的な考え方から最新の研究成果までを詳細かつ論理的に解説したものである。今回の改訂の最大の特徴は図版がよりわかりやすく描き直され、多色刷になったことである。各章の冒頭に新しく概観のための図が用意されている点も含め、本文の内容を把握する助けになるだろう。
目次
序 細胞は巨大分子の集合体である
1 情報の貯蔵庫としてのDNA
2 翻訳―遺伝子を発現してタンパクにする
3 細胞の構築
4 原核細胞遺伝子の発現調節
5 遺伝する物質としてのDNA
6 真核生物ゲノムの構成
7 真核生物の転写ならびにRNAプロセシング
8 動的なゲノム―変動するDNA
9 発生に働く遺伝子