内容説明
本書は薬学生、医学生のみならず、日常、薬にかかわりをもつ、薬剤師や医師・看護婦、あるいは製薬企業において医薬品開発に関与している人、MR(medical representative)などが、薬物代謝の基礎的諸問題を勉強するとともに、これらが薬の効果や毒性発現などにどのように関連しているかを理解するために各分野の専門家により書かれたものである。in vivoにおける薬物代謝やヒトにおける薬物代謝に重点をおいた。
目次
1章 薬物代謝論
2章 薬物代謝と薬物体内動態
3章 薬物代謝に関与する酵素とその反応機構
4章 薬物代謝の反応様式と薬効・毒性の変化
5章 生体内における薬物代謝
6章 薬物代謝関連酵素の誘導と阻害
7章 病態や栄養による薬物代謝の変動
8章 薬物代謝の個体差、遺伝的多型、年齢差、性差、人種差および種差
9章 薬物代謝と毒性学
10章 発がんと制がんにおける薬物代謝の意義