内容説明
パクリものばかりの政策を集めて政治集団を名乗り、既存政党から何人づつかの国会議員をパクってきて「政党」の外形を作り上げ、「絶対に出ない」はずの国政に打って出て政権をパクろうとしている。そんな“パクってなんぼ”の現状を、どれだけの有権者がきちんとわきまえて橋下徹を「首相候補」に推しているのだろうか。
目次
政権まで“パクってなんぼ”のものなのか?
中曽根康弘の「戦後政治の総決算」と橋下徹の「統治機構の作り直し」
ヘビー級「石原イズム」をパクって、ベビー級「橋下イズム」へ
堺屋太一の「地域主導型道州制構想」をパクり、「関西州構想」へ
大前研一から「平成維新路線」をパクり、「大阪維新路線」へ
小沢一郎から「政治主導路線」をパクり、「政治家主導首長路線」へ
安倍晋三から「教育改革論」をパクり、「大阪府教育基本条例」へ
「小泉流ポピュリズム政治」をパクり、「橋下ポピュリズム政治」へ
竹中平蔵の「自由競争経済路線」をパクり、「競争原理経済路線」へ
上山信一から「大阪市制改革」をパクり、「大阪都構想」へ
中田宏から「創新党基本政策」をパクり、「維新八策」へ
渡辺喜美から「みんなの党アジェンダ」をパクり、「維新八策」へ
古賀茂明から「脱原発路線」をパクり、「ニセ脱原発路線」へ
著者等紹介
久慈力[クジツトム]
1949年岩手県生まれ。ノンフィクション作家。1960年代の後半から、第三世界の問題に関心を持つ。70年の「公害元年」に環境問題に危機意識をもつ。二〇代は先住民、自然食、老荘思想などにも関心をもつ。80年に岩手に帰り、乱開発反対運動、原発反対、自然保護、姫神自然塾などの運動を行う。この間、古代エミシの抵抗史を学び、安藤昌益、宮沢賢治を研究。1988年から茨城県に居住し、地元、県内、全国、海外のゴルフ場、リゾート開発問題を中心に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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