出版社内容情報
「国立競技場満員の観客名簿が、ノータッチで瞬時に完成」
「昨年クリスマスに誰と誰がどこで過ごしたか、スグ判明」
「事件のアリバイ?住民の全行動をICタグ履歴で調査だ」
そんな“便利”で“安全”な“安心社会”が近づいている!
内容説明
個人情報はDNA・指紋・虹彩・静脈網から病歴・学歴・離婚歴・職歴・犯罪歴・旅行歴・性癖・嗜好・交友・移動跡etcまでデータ化され、管理・利用される。あなたのすべてが監視され記録されるサイバー情報ファシズムを膨大な資料と克明な取材で実証する。
目次
第1章 「監視カメラ」が大量増殖していく社会(あなたのカオが知らぬうちにデジタル情報化されている街;過激なトークライブに出入りの客は全て警察に“面通し” ほか)
第2章 「電話盗聴・電子メール盗み見」の歯止めなき拡大(電話発明直後から始まったプリミティブな盗聴テクニック;“捜査のため”機器設けた刑事が男女関係を興味本位盗聴 ほか)
第3章 「住基ネット=国民総背番号制」でプライバシー総収奪(国民総背番号制度イコール社会全体のサイバー“監獄化”;住民票に番号を振ると個人の情報をコンピュータ処理可能 ほか)
第4章 「個人情報保護法」はいかにして歪められていったか(個人情報をダシにしてメデイアを規制し、言論封殺を狙う;「個人の私権」と「人間の根源的な自由」のプライバシー ほか)
第5章 「サイバー情報ファシズム化」への道(「ユビキタス社会」は「いつでもどこでも監視される社会」;全人類に生後すぐICチップ埋込んだら“素晴らしい!!” ほか)
著者等紹介
古川利明[フルカワトシアキ]
1965年、新潟県生まれ。1988年3月、慶応義塾大学文学部(仏文学専攻)卒業。同年4月、毎日新聞社入社。大阪本社社会部、高知支局、姫路支局、大阪本社社会部(東京本社政治部、高槻駐在)を経て、1994年8月退社。1996年1月、東京新聞(中日新聞東京本社)入社。首都圏部「TOKYO発」取材班を経て、1997年7月退社。現在、フリージャーナリスト
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