内容説明
空から落ちた雷さまの坊や雷太は、太鼓がないと天へは戻れません。太鼓づくりの名人・せん爺さんは、雷太の涙にほだされて、ここ一番の腕をふるいます。雷坊やと爺さんのひたむきな姿に、村の人たちも力を合わせました。冬から春が過ぎ、秋が来てまた夏が巡り、可愛い「五連太鼓」がやっと完成します。さあ、トントン、トトン、トン、トトン―…雷太がバチさばきもあざやかに、太鼓を打ちはじめたそのときです。フワッと坊やの体が、あっ雷太。…作者の「お話でてこい」おじさんの声が、ひときわはずみます。
空から落ちた雷さまの坊や雷太は、太鼓がないと天へは戻れません。太鼓づくりの名人・せん爺さんは、雷太の涙にほだされて、ここ一番の腕をふるいます。雷坊やと爺さんのひたむきな姿に、村の人たちも力を合わせました。冬から春が過ぎ、秋が来てまた夏が巡り、可愛い「五連太鼓」がやっと完成します。さあ、トントン、トトン、トン、トトン―…雷太がバチさばきもあざやかに、太鼓を打ちはじめたそのときです。フワッと坊やの体が、あっ雷太。…作者の「お話でてこい」おじさんの声が、ひときわはずみます。