内容説明
戦後、復員船の新任航海士として船乗りの仲間入りをし、のちに海上保安庁測量船や巡視船の船長を務めた著者による、航海術にまつわるエピソードの数々―コンバスとの悪戦苦闘、おそろしい潮流や濃霧、大時代化の中の遭難船救助、航空機墜落事故の捜索、日進月歩の航海計器、さらには船好きの森繁久弥氏との出会いなど…。ときに航海術の歴史や技術の解説を交えながら、ベテラン船乗りならではの豊富な経験を綴った。
目次
山歩きの航海術
新任航海士
初めての日本商船
沿岸測量(三点両角法)
磁気コンパスの自差に苦労
貨物船で三陸の山田港に避泊
回航計画(航海計画)
レーダーあれこれ〔ほか〕
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- 和書
- 基礎振動工学 (第3版)