内容説明
本書はマイクロ・クレジットという少額融資を通して母国バングラデシュの貧しい女性たちを経済的にも人間的にも自立へ導き、二〇〇六年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス博士の偉業を取り上げたものである。ユヌス氏は現在なお、自国はもとより世界各地で、社会的貧困からの救済事業を次から次へと力強く展開している。本書では、彼が着手し発展させてきた「ソーシャル・ビジネス」の歴史と現在を、その誕生から今日に至るまでの壮大な社会実験として光をあてた。
目次
第1章 少年時代
第2章 アメリカ留学
第3章 夢の種をまく
第4章 グラミン銀行
第5章 16の決意とソーシャル・ビジネス
第6章 ソーシャル・ビジネスの展開
第7章 若者よ時は今だ
解説
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年大阪市生まれ。1981年奈良大学文学部史学科卒業
すぎたとおる[スギタトオル]
漫画原作者・小説家。1969年福岡県北九州市生まれ。1996年、第二回集英社青年漫画原作大賞を受賞。2002年より東京コミュニケーションアート専門学校講師となる
早川大介[ハヤカワダイスケ]
漫画家、イラストレーター。1977年静岡県生まれ。1999年東京コミュニケーションアート専門学校卒業。東京コミュニケーションアート専門学校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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