内容説明
名もなき市井の人々から、名だたる戦国武将まで活用した摩訶不思議な力、呪い。現代の底流に依然として流れるその神秘の歴史を、日本の中世に遡って明らかにする。
目次
第1章 呪力の源流を求めて(人は「呪いなし」では生きられない?;規制緩和が広めた呪いの世界 ほか)
第2章 支配者は欲し、宗教家は応えた(暗黒の時代がやってくる。末法の世の祈りと呪い;朝敵平将門を倒した呪いの実力 ほか)
第3章 祈りの中の呪い(神仏を駆け抜ける生と死の荒行、回峰行;神の山から仏の山へ、立山の信仰 ほか)
第4章 乱世を生き抜く力(神と呪いに守られた生命の誕生;生まれて最初に出会う呪いの力 ほか)
第5章 戦場と呪い(過酷な時代、呪いの需要を育む;いくさの勝敗を決めたマインドコントロール ほか)
著者等紹介
間宮正光[マミヤマサミツ]
1963年神奈川県生まれ。日本考古学協会会員。専門は日本中世史。発掘調査のかたわら千葉県我孫子市の生涯学習あびこ楽校にて講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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