内容説明
毛沢東思想の根源―儒教思想、遊侠精神にあり、その上にマルクス主義を“実はスターリニズム”重ねたものであるその真の姿と功罪を分析した伝説的な名著の初邦訳!
目次
個人崇拝
毛沢東思想の源泉と構成要素
毛沢東思想と「毛沢東思想」
卓越した戦術家
凡庸な戦略家(その一)新民主主義と永久革命
凡庸な戦略家(その二)武装した革命と革命戦略
理論と実践
文芸政策と文芸創作
自力更生と「一国共産主義」
毛沢東の歴史的評価〔ほか〕
著者等紹介
王凡西[オウボンセイ]
1907~2002。中国の革命家・思想家・トロツキスト活動家。中国共産党の古参党員で、モスクワの孫中山大学に留学して左翼反対派(トロツキスト)となる。帰国後に、中国左翼反対派の結成に加わり、国民党による二度の投獄を経て、中国国際主義労働者党の結成に参加、指導部の一員となる。1949年から、香港、マカオ、イギリスで亡命生活を送る
ベントン,グレガー[ベントン,グレガー] [Benton,Gregor]
1944年生まれ。世界的に著名な中国史研究者。リーズ大学、カーディフ大学などで教鞭をとるとともに(現在はカーディフ大学名誉教授)、中国現代史や共産主義反対派、中国トロツキズム、海外在住の中国人問題などに関する多くの著書、翻訳書がある
寺本勉[テラモトツトム]
1950年生まれ。元高校教員。ATTAC関西グループ事務局員
長堀祐造[ナガホリユウゾウ]
1955年生まれ。慶應義塾大学名誉教授。専門は中国近現代文学
稲垣豊[イナガキユタカ]
1973年生まれ。中国語翻訳者、社会運動家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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