内容説明
アジアの裏町から島々までをさまよい、泥の海を歩き、戦火を駆け抜けた渾身のルポルタージュ集。時空を超えた幻想の旅路として描く新機軸のアジア紀行―
目次
1 あの頃の共和国(北朝鮮)
2 南の隣国で(隔離の島で(フィリピン)
おおらかな山の民(フィリピン) ほか)
3 アジア解放の幻想(楽園を守る(パラオ)
死の灰の記憶(マーシャル諸島) ほか)
4 物語を追って(あの一番輝いていた夜へ(タイ)
尼寺にて(タイ) ほか)
5 戦乱の地へ(怖い夢(ヨルダン)
飛び込む女たち(イラク) ほか)
著者等紹介
石山永一郎[イシヤマエイイチロウ]
1957年生まれ。共同通信編集委員。1991~95年、マニラ支局、1999~2001年、ワシントン支局に駐在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
midnightbluesky
3
著者は元特派員だからそりゃこういう“世界見てきました”的な本も書けるよなと変な納得。堅苦しいといえば堅苦しい。それが残念。2015/08/08
kawa
2
共同通信の記者である著者が、執筆した記事に手を加えまとめたアジアルポ。著者の赴任地であるフィリピン編、タイの23歳エイズ女性をテーマとした「あの一番輝いていた夜へ」が印象深い。東南アジアの国々を、集団的価値観重視のマレー系と個人的価値観重視のインドシナ系に分ける見方も面白い。 2015/07/11
Sachiko
0
共同通信の記者だった著者が、1996年から2013年にかけて北朝鮮、フィリピン、インドネシア、南太平洋の国々、バングラデシュ、ネパール、イラク等を取材した記事を加筆してまとめたもの。この地域で日本がしてきたことはもちろんだが、アメリカがどれだけひどいことをして住民の命を奪ってきたか。いま、ウクライナでロシアがしているのと変わらないことを日本もアメリカもしてきたことがわかる。2022/09/13
-
- 和書
- 早明ラグビー神話の崩壊