内容説明
本書は一九九三年に刊行した『部落問題学習十六講』に講義や講演で追加した教材プリントを加え、同時に教職教養の「同和教育論」を収録し、再構成した二〇〇一年刊行の改訂版です。
目次
1部 差別論・部落問題論(人権とは何か;差別と偏見;差別と差別意識の働き;暮らしの中の部落観の基層;部落問題の現実 ほか)
2部 人権・同和教育論(人権教育の国連10年で培うもの;同和教育とは何か;戦前の融和教育;戦時の同和教育;戦後の同和教育の歩み ほか)
著者等紹介
黒田伊彦[クロダヨシヒロ]
1936年生まれ。大阪府立富田林高校や長吉高校等を経て、16年間大阪府立高等学校同和教育研究会理事を務める。大阪府同和教育指導員として、矢田解放塾へ出向し、矢田同和教育推進協議会の副委員長などで社会教育と人権啓発活動や大和川浄化の環境教育などに従事する。関西大学文学部で社会教育計画、桃山学院大学で部落問題論、同和教育論、大阪芸術大学短期大学部で部落問題論、同和教育論、南海福祉専門学校で人権教育を担当してきた。現在、大阪樟蔭女子大学で、非常勤講師として「人権・同和教育の研究」を担当。部落解放・人権研究所反差別部会副部会長、矢田解放塾副塾長、国土交通省大和川流域委員会委員・大和川クリーンキャンペーン審査会委員長、大和川市民ネットワーク副代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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