出版社内容情報
洪水が起きると、未曾有の「自然災害」として自らの責任を隠している国交省の官僚たち。それに踊らされている新聞記者。全国の洪水の出た山を調べている著者達が、実態を調べ、その真相に警告を発する、山からドロが出ている! これまでとは違う洪水が起きている、と。
目次
はじめに 杜甫の山河は破れた
第1話 桂小五郎の出石に山津波をみた―潤一郎・荷風の災害交友
第2話 台風は偶然にやってきた―志賀直哉の重み
第3話 パイピング穴あき物語―琵琶湖から円山川へ
第4話 ドロ水害哀しや―大江山酒呑童子
第5話 間伐の夢遠し
終りにかえて 良寛、神々に怒る―文化元年越後水害
著者等紹介
辻田啓志[ツジタヒロシ]
1931年(昭和6年)1月16日京都、坂本龍馬のゆかりの寺田屋の川向いで、生まれる。現在、琵琶湖復活全国懇談会代表。高槻市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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