内容説明
敗戦後の労働争議‐共産党50年分裂‐朝鮮戦争、―そして「軍事闘争」へ。彼らは何を思い、何に“夢”をかけたのか。志半ばで倒れた“同志たち”へのレクイエム。
目次
鈴木東民と聴濤克巳―戦後労働運動のリーダーが抱いた欲望の相貌
宮内勇と姉歯仁郎―再演された分派抗争の波間で
藤川義太郎と竹内七郎―エンジニアと革命ロマンチストとのコンビが生んだ画期的な停電スト
伊藤律と小野義彦―他を排撃して自己の歴史をつくるマルキスト
白川晴一と渡辺四郎―労働運動への献身―人をひきつける「ストライキマン」
徳田球一と市川義雄―伝説「つむじ風の男」と数少ない彼の理解者
河上肇と黒木重徳―“実践はやらないが思想は捨てない”という抵抗
志賀義雄と神山茂夫―理に生きる人と理論家として振る舞う人
野坂参三と野坂竜―「偉大な革命家」にかしずく「貞淑な日本婦人」
宮本顕治と宮本百合子―“姉さん女房”から独り立ちする日〔ほか〕
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