内容説明
20世紀後半には次第に姿を消しつつあった戦闘的マルクス主義の理論家タイプ、エルネスト・マンデルの研究書。
目次
第1部 エルネスト・マンデルのマルクス主義(マンデルと社会化への道;マンデルの革命的ヒューマニズム)
第2部 高度経済成長の終焉―世界資本主義はどこへ?(マンデルと歴史の鼓動;後期資本主義―マンデルの現代資本主義論;黄金時代の後に―『後期資本主義』について)
第3部 ソ連・東欧の官僚体制とは何であったのか、なぜ崩壊したのか?(マンデルとマルクス主義官僚制論;マンデルと社会主義への過渡期論)
第4部 ナチのホロコーストをどう捉えるべきか?(ホロコーストの前に立つマルクス主義者―トロツキー、ドイッチャー、マンデル)
第5部 マンデルは語る(マンデルの二つの論文)(ナチによるジェノサイドの物質的・社会的・イデオロギー的前提条件;なぜ私はマルクス主義者なのか?)