内容説明
チビッコ6人は伝令隊を組んだ。くつにとうがらしをつめこみサドルにまたがり闇に向かって走る。凍てつく「植民地」朝鮮の熱いたたかい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天茶
3
★★★☆☆2021/05/18
紫苑
0
三・一運動を背景に、自発的に結成された「少年伝令隊」に加わった鄭正模氏の語りをもとにした児童書。聞き書きを物語に起こし、イラストを添えた著者は京城(現ソウル)からの引き揚げ者である。10歳ほどの少年が祖国のために立ち上がり、危険を冒して支配者に立ち向かう状況は想像に余りある。著者のあとがきから。《私は真実をあまりにも知らなかったことを深く恥じています。これから本当の国際人として日本人が堂々と仲間入りするには、まず自分の国の過去の過ちを、正しく知る事だと思います。》2018/10/03