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内容説明
マヤ・ナヘロは九年ぶりに故郷トンプソンビルに帰ってきた。メキシコ系アメリカ人、チカーノたちの診療所であるラ・ラザ・クリニカで看護婦として働くためだ。初恋の相手ロバート・ピアソンとの苦い思い出があり、二度と戻るまいと誓っていた故郷。だが、体に触れるだけで病気を治すというエネルギーをもった祖父が、治療者として仲間に尽くしたように、不思議な力を受け継ぐ自分もチカーノの役に立ちたかった。それに、ロバートはもうここにはいない。サンフランシスコに行ってしまったという話だ。ところが、予想外のことが起きた。診療所の医師ジョー・ハラゴが病気で倒れ、代わりにやってきた医師が、あのロバートだったなんて…。