結論を急がない人のための日本国憲法

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結論を急がない人のための日本国憲法

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806756248
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ふつうの人のためにある憲法が、ふつうに語れない、現状の日本。このことを、どうすればいいのか。学者でも政治家でもない著者が、一般市民にとっての日本国憲法についてトコトン考える。  ★★★有村かおり氏(週刊文春評)(1994年8月11・18日号)=読みとばしの得意な私が妙にじっくり読んだ本。これは一種の日本人論だ。同世代の方にはちょっと読んでほしい一冊。★★★  ●●●「率直の力---まえがきに代えて」より=憲法の話になると、どうしてみな口を噤んでしまうのか。いや、口を噤むのではない。言うことがないのだ。僕も、言うべきことを持っていなかった。その点で、僕はごくふつうの、日本の30代だったと思う。が、のちにるる述べる事情によって、日本国憲法とかかわってみることになった。その結果、僕は今や、ふつうじゃない日本の30代になったような気がする。それがいいことかどうかはさておいて、この本では、僕がふつうじゃなくなるまでのすったもんだを、できるだけそのままに記録してみることにした。だから、途中、実にブレているし、こむずかしかったり、読みづらかったりするところがある。とくに1章は、非常に読みづらい!ですから、この本を読んで下さる人は、はじめのうち、なるべく寛容でいて下さい。途中からきっと面白くなってくるし、最後まで読めばきっといいことがある、と思います。では、つきあってみて下さい。●●●  【主要目次】はじまりのごたごた/ディック・リー/コラム・「信教の自由」について/憲法は墓に似ている/言霊の戦いと歴史の終わり/「真の日本が世界を救う」事件/コラム・「社会権と自由権」について/「8月革命」の前と後/殺したのは誰だ/「軍」と「隊」の間で/コラム・「三権分立、表現の自由」について/改憲を真剣に考えた夜/文学としての日本国憲法

目次

「率直の力」
1 はじまりのごたごた
2 ディック・リー
3 憲法は墓に似ている
4 言霊の戦いと歴史の終わり
5 「真の日本が世界を救う」事件
6 「8月革命」の前と後
7 殺したのは誰だ
「軍」と「隊」の間で
9 改憲を真剣に考えた夜
10 文学としての日本国憲法
「ばかみたいな歴史」のために