内容説明
開発プロジェクトの環境影響評価における経済学的アプローチの役割を概説し、陥りやすい誤りを指摘。財務分析と経済分析の比較、分析対象期間の設定や、割引率の問題なども概念整理をした上で、ケーススタディに応用できるワークブックである。
目次
1 経済評価へのアプローチ(開発プロジェクトの環境影響評価における経済学の役割;架空のケース・スタディ:バーレイ湖漁業プロジェクト;対象期間の設定、割引きおよび計算作業)
2 アジアでのケース・スタディ―経済評価の実践(韓国での畑地農業プロジェクトにおける環境的側面の経済評価;フィリピン、レイテ島のトンゴナン地熱発電所プロジェクト;東京湾湾岸開発による海洋生産資源;タイ国バンコク市ルンピニ公園の経済的評価;タイ、ナムポーン水資源プロジェクト;フィリピンにおける燃料用木材の生産と利用にかかわる政策の決定;中国北京市郊外における水質汚濁防止代替案の分析)