出版社内容情報
2021年12月、63年ぶりに日本の誕生石に新たに10種が加わった。
新しく誕生石となった宝石鉱物は、これまでと違い、ぐっと身近な石たちだ。
これらはどのような個性を持っているのだろうか。
美しさと希少性に加え、
傷ついて美しさが損なわれない堅牢性を兼ね備えた鉱物である宝石たちを、
地質調査所(現・産業技術総合研究所地質調査総合センター)で、
長年鉱物の研究に携わってきた著者が、科学的な視点で解き明かす。
内容説明
その多様性、鉱物種との関係、数奇な歴史、産地やカット、処理の有無など、60年ぶりに改定された誕生石の魅力を、より深く知るための幅広い情報をもりこんだ。鉱物研究者だから描ける、それぞれの誕生石の持つ固有の美しさが輝く1冊。
目次
第1章 春(四月 モルガナイト;四月 ダイアモンド ほか)
第2章 夏(六月 アレキサンドライト;七月 スフェーン ほか)
第3章 秋(九月 ブルー・サファイア;九月 クンツァイト ほか)
第4章 冬(十二月 ジルコン;十二月 タンザナイト ほか)
終章 春めぐり来て(三月 ブラッドストーン;三月 アイオライト ほか)
著者等紹介
奥山康子[オクヤマヤスコ]
東北大学大学院理学研究科を修了し、通商産業省工業技術院地質調査所(現在の産業技術総合研究所地質調査総合センター)に勤務。1989年に変成岩岩石学の研究で博士(理学)の学位を取得(東北大学)。鉱物に関する幅広い知識と経験をもとに、地圏を対象とする研究と研究開発に取り組む。また、産総研地質標本館を舞台に、地球と鉱物についてのアウトリーチ活動で活躍した。文部科学省科学技術週間ポスター「一家に1枚 鉱物」(2013年)の制作グループ代表。日本鉱物科学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ganesha
Humbaba
-
- 和書
- 軽井沢殺人事件 角川文庫