出版社内容情報
アユのことがここまでわかった!
天然アユを増やし、今より釣れるように、
これから先もアユ釣りを楽しめるようにするには、どうしたらいいのか。
川と海が分断され、現在、アユを取りまく環境はいいとは言えないが、
釣り人、漁協関係者、地元住民が一丸となって取り組めば、
天然アユの海からの遡上数向上は決して夢ではない。
アユとアユ釣りをこよなく愛する3人の研究者が、
日本列島の川で生まれ、海に下り、
また川に上って1年間で生涯を終える愛すべきアユの生態から、
アユが遡上する川作り、放流種苗ごとの特徴、
釣果が上がるテクニック、アユ増殖の成功事例まで、
アユに関する最新知見をあますことなく綴った、最強のアユ本。
内容説明
アユとアユ釣りに魅せられた3人の研究者・釣り師が、アユを守り、天然アユを増やすためにはどうしたらいいのかを、最新の知見にもとづいて提案する。アユとアユを育む河川整備について深く知ることの面白さ、大変さ、そして私たちが、日本の川とつながり直すための説得力のある考え方が竿先から胃袋までしみじみとわかる本。
目次
第1章 アユを知る
第2章 アユの暮らす環境
第3章 最先端のアユ放流理論
第4章 アユVS冷水病、カワウ
第5章 天然アユを最大限活用する
第6章 アユの友釣り
第7章 鮎を味わう
著者等紹介
坪井潤一[ツボイジュンイチ]
1979年愛知県生まれ。2003年北海道大学大学院水産科学研究科修士課程修了、山梨県水産技術センター着任。2009年博士(農学)取得(東京大学)。2011年「カワウ繁殖抑制技術の開発」で全国水産試験場長会会長賞受賞。国立研究開発法人水産研究・教育機構水産技術研究所所属
高橋勇夫[タカハシイサオ]
1957年高知県生まれ。長崎大学水産学部海洋生産系卒業。1981年から(株)西日本科学技術研究所で水生生物の調査とアユの生態研究に従事。2003年同社を退社し、「たかはし河川生物調査事務所」を設立。同時に天然アユの資源保全活動を開始。2003年博士(農学)取得(東京大学)
高木優也[タカギユウヤ]
1988年福島県生まれ。東北大学大学院博士前期課程修了、2012年栃木県庁入庁、水産試験場へ配属。以降、アユや渓流魚の調査研究に従事。2017年からアユ釣りトーナメントにも参戦し、2017年度シマノジャパンカップ全国大会5位入賞、2022年度報知アユ釣り選手権ベスト8(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。