オーガニック―有機農法、自然食ビジネス、認証制度から産直市場まで

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オーガニック―有機農法、自然食ビジネス、認証制度から産直市場まで

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  • サイズ 46判/ページ数 468p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806716365
  • NDC分類 615
  • Cコード C0061

出版社内容情報

高騰する化学肥料や、地球に負荷をかけない農業の在り方が注目される中で、
過去70年の米国のオーガニックの歴史をまとめた。

自然食品や有機農の虚像と実像、有機認証制度の発展や、
反体制運動としてのオーガニック、アマゾンが買収した有機スーパーチェーンなど、
農業者も、消費者もハッピーなオーガニックの在り方を描き、
これからの日本の自然食の在り方を浮き彫りにするタイムリーな1冊。

【主な内容】
化学肥料と農薬なしでの農業
自然に寄り添う暮らしとオーガニック
自給自足と全粒粉
農薬と農務省
オーガニック・デトックス
ファーマーズマーケット
ベジタリアン
エコラベル

内容説明

オーガニックとは何か。その理念はどのように広まり、人々に受容されていったのか。小規模農家、消費者、企業、政府を巻き込みながら、オーガニック農産物の生産と消費は、政治的行動および社会理念と深く結びついてきた。その社会的展開を環境、経済、文化、科学、歴史を踏まえながら、幅広い切り口から捉える。

目次

第1章 オーガニックは「土」に着目することで始まった(一九四〇~五〇年代)
第2章 『沈黙の春』・カウンターカルチャーからエコロジー運動へ(一九六〇~七〇年代)
第3章 ビジネスと社会運動(一九七〇~八〇年代)
第4章 本物/軽薄―認証と慣習化(一九九〇年代以後)
第5章 ビッグ・バッド・オーガニック―健康志向と商業化
第6章 美味しい革命―高級化と大衆化

著者等紹介

オサリバン,ロビン[オサリバン,ロビン] [O’Sullivan,Robin]
ダートマス大学宗教学課程卒業。サザン・メイン大学大学院修士課程、およびテキサス大学大学院博士課程修了、Ph.D(アメリカ研究)。現在、アラバマ州立トロイ大学歴史哲学部専任講師。アメリカ史、アメリカ現代史、アメリカ文化史、アメリカ環境史などの講義を担当。アメリカ文化史、環境史、農業史、文化地理学、ポピュラーカルチャー、食品研究、社会運動論などの分野に関心を寄せながら、アメリカ研究学会、環境史学会などで研究活動を行なっている。2015年に初の単著となる『オーガニック―有機農法、自然食ビジネス、認証制度から産直市場まで』をカンザス大学出版局より刊行。学会誌などに書評が掲載されて話題を呼んだ

浜本隆三[ハマモトリュウゾウ]
1979年、京都府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。同大学大学院アメリカ研究科(現グローバル・スタディーズ研究科)博士後期課程単位取得満期退学。現在、甲南大学文学部英語英米文学科専任講師。専門は19世紀アメリカの文学と文化。ASLE‐Japan/文学・環境学会およびエコクリティシズム研究学会会員

藤原崇[フジワラタカシ]
1979年、兵庫県生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業。同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。同志社大学、近畿大学等で非常勤講師を勤め、2018年度より摂南大学国際学部専任講師。専門は英語学

星野玲奈[ホシノレイナ]
関西学院大学文学部英文学科卒業。ミシガン州立大学大学院アメリカ研究プログラム修士課程修了。同志社大学大学院アメリカ研究科(現グローバル・スタディーズ研究科)博士後期課程単位取得満期退学。企業内TOEIC研修や実務翻訳に携わる。現在、バンコク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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owlsoul

9
ヘンリ―・D・ソローを始祖とするアメリカ「田舎暮らし崇拝」の思想は、40年代にJ・I・ロデイルという人物によって具体的な社会運動へと昇華する。ロデイルは自然を模した農法で作られた食品を「オーガニック」と呼び、その対極にある化学肥料や殺虫剤を批判した。1962年に出版されたレイチェル・カーソンの『沈黙の春』はオーガニック運動を環境保護的なカウンターカルチャーと結び付け、世に広めた。しかし、オーガニック農法はその非効率さゆえに広大な土地を要し、逆に環境への負荷を高めるという指摘もある。選ぶべきは自然か、効率か2023/11/11

Jessica

4
過去70年のアメリカにおける社会運動としてのオーガニックの遍歴。 仕事柄必要だから読んだものの、人に理解させるという目的ではない書かれ方なのか、非常に分かりにくく、もう少しなんとかならなかったのかなというところ。 正直なところ、私は現在の飽食の時代におけるー方的な農薬悪玉論には反対。 慢性的な飢餓状態から、生産技術の改良、農薬・化学肥料・品種改良によって増産体制の確保、現在ようやく飽食の時代を経て健康志向になった流れを考えてみると、短絡的なオーガニック至上主義に少し疑問を抱いていました。2022/09/20

ゼロ投資大学

3
オーガニック食品が世界で受け入れられ、広まっていく過程が書かれている。2022/07/15

Go Extreme

1
社会運動としてのオーガニック オーガニックは土に着目(1940~50年代): J・I・ロデイルの確信と戦略 ヘンリー・ソローと自給自足 オーガニック信者と懐疑派 『沈黙の春』・カウンターカルチャー→エコロジー運動(1960~70年代): レイチェル・カーソン『沈黙の春』 DDT→エコロジー ビジネスと社会運動(1970~80年代): 自営農家と農本主義 本物/軽薄─認証と慣習化(1990年代以後): 巨大企業の農業ビジネス参入 ビッグ・バッド・オーガニック─健康志向と商業化 美味しい革命─高級化と大衆化2022/07/02

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