出版社内容情報
半自然草地は生態系にとって、なぜ重要なのか――
近年、進展し、新たな注目をあびている半自然草地・草原研究
縄文から、
火入れ・放牧・草刈りなどによって
利用・管理・維持されてきた
半自然草地・草原の生態系、
日本列島の土壌の形成、自然景観の変遷を、
絵画・文書・考古学の最新知見、
フィールド調査をもとに、
草地研究の第一人者が明らかにする。
7年ぶりの増補版。
須賀丈[スカタケシ]
著・文・その他
岡本透[オカモトトオル]
著・文・その他
丑丸敦史[ウシマルアツシ]
著・文・その他
内容説明
縄文から火入れ・放牧・草刈りなどによって利用・管理・維持されてきた半自然草地・草原の生態系、日本列島の土壌の形成、自然景観の変遷を、絵画・文書・考古学の最新知見、フィールド調査をもとに、草地研究の第一人者が明らかにする。7年ぶりの増補版。
目次
第1章 日本列島の半自然草原―ひとが維持した氷期の遺産(明治から昭和初期の草原の記憶と今;日本の草原の減少と草原性生物の危機;日本列島・北東アジアの植生分布と人間活動 ほか)
第2章 草原とひとびとの営みの歴史―堆積物と史料からひもとかれる「眺めのよかった」日本列島(環境変動と花粉分析から復元された植生の変遷;最終氷期最盛期の植生;完新世の植生 ほか)
第3章 畦の上の草原―里草地(最も身近な草地―子どもの遊び場だった畦;畦上の半自然草地―里草地;水田と里草地、そこに暮らす植物の歴史 ほか)
著者等紹介
須賀丈[スカタケシ]
1965年大阪府生まれ。京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了。現在、長野県環境保全研究所主任研究員。専門は昆虫生態学、保全生物学
岡本透[オカモトトオル]
1969年山口県生まれ。東京都立大学大学院理学研究科地理学専攻卒業。現在、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所関西支所グループ長
丑丸敦史[ウシマルアツシ]
1970年群馬県生まれ。京都大学理学研究科修了学位取得。京都大学生態学研究センターCOE特別研究員、総合地球環境学研究所非常勤研究員を経て、神戸大学人間発達環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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