地底―地球深部探求の歴史

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地底―地球深部探求の歴史

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806715054
  • NDC分類 450
  • Cコード C0044

出版社内容情報

地球と宇宙、生命進化の謎が詰まった地表から地球内核までの5000kmの科学探求の旅を中世から最先端の科学仮説まで丹念に紹介。

人類は地球の内部をどのように捉えてきたのか―――
地球と宇宙、生命進化の謎が詰まった地表から地球内核までの5000kmの科学探求の旅を、中世から最先端の科学仮説まで丹念に紹介した異色サイエンス・ノンフィクション。

まえがき

第1章 『地底旅行』への誘い 

第2章 地球の中心へ 
地底旅行の入り口 
地球内部と宇宙のつながり 
地底高熱生物圏 
地球の中心を目指す男たち 

第3章 多様な地下世界 

第4章 地球内部の過去と未来 
原始太陽系星雲 
原始地球の姿 
迫りくる惑星 

第5章 四〇億年前の粒子 
サンプルW
冥王代の地球 
深い根 

第6章 深部からのメッセンジャー 
地震は天の裁きか 
地震計の完成 
近代地震学の誕生 

第7章 テンハムの隕石 

第8章 広がる地震観測網 
地震コレクター、ミルン 
退室時刻と地震計 
三種の波 
深発地震はあるか 

第9章 ウェゲナーの大陸移動説 

第10章 コラ半島超深度掘削坑プロジェクト 
計画の終焉と再開 
マントルの岩石 

第11章 地表と深部をつなぐもの 
マントルの謎 
沈み込みの「個性」 
冷えていく地球 
遷移層の発見 

第12章 圧力とマントル 
高圧と格闘する科学者 
ダイヤモンドアンビルセル 
マントルを構成するもの 

第13章 星の破片、ダイヤモンド 

第14章 マントルの底で起きていること 
ポストペロブスカイトの発見 
核実験と地震学 

第15章 暗黒物資 

第16章 巨大地震の活動期 
地震波トモグラフィー 

第17章 岩石の循環 
ホットスポットの役割 
二億年後に大絶滅か 

第18章 地球探査とニュートリノ 

第19章 地球の核についての論争 
固体か液体か 
鍵となる液体鉄 

第20章 磁気に引きつけられて 
方位磁針の歴史 
真北を指さない磁気偏角 

第21章 磁性の探求 
ハレーと広域磁気図 
地球磁場発生の仕組み 
未完成のダイナモ理論 

第22章 地球の過去と実験室 
レンガと磁気 
地球磁気の逆転 
外核と内核のせめぎあい 
ダイナモの発生に迫る 
神の御業を知るために 

第23章 内核の発見者 
微かなちらつき 
地球の新しい領域の発見 
アラスカ地震と内核 

第24章 謎めく鉄の球 
奇妙な内核 
最内核はあるか 
回転する内核 

第25章 結晶の森 
生命の起源と磁気 
内部探査の可能性 

第26章 惑星の地底世界 
異彩を放つ木星 
アイス・ジャイアントとスーパー・アース 

第27章 旅の終わり 
太陽の寿命 
地球の最期 

第28章 ヴェルヌと私たちの『地底旅行』 
新しい発見がもたらすもの 

索引 

訳者あとがき

【著者紹介】
デイビッド・ホワイトハウス〈David Whitehouse〉イギリスの科学ライター。かつてはジョドレルバンク電波天文台およびロンドン大学マラード宇宙科学研究所の天文学者で、NASAのミッションにも参加経験がある。その後、BBC放送の科学担当記者となり、テレビ番組やラジオ番組に出演するかたわら、イギリスの雑誌や新聞に定期的に寄稿。王立天文学会会員。2006 年には科学とメディアへの貢献をたたえて、小惑星(4036)が「ホワイトハウス」と名付けられた。著書に、“The Moon: A Biography”(2002)、“The Sun: A Biography”(2005)、“One Small Step”(2009)、“Renaissance Genius”(2009)などがある。

内容説明

ジュール・ヴェルヌの『地底旅行』から一五〇年。地球内部への旅は日々進んでいる。漢王朝時代の地震監視装置、ソ連時代に計画された超深度掘削坑プロジェクト、地球深部の圧力を再現する高圧発生装置の発明から、地震・津波観測の世界的ネットワークまで、天文学者でもある著者が新たな地底探査の旅へと漕ぎだし、最前線で活躍する研究者たちの最新知見を紹介しながら、地球内部の真の姿に迫る。

目次

『地底旅行』への誘い
地球の中心へ
多様な地下世界
地球内部の過去と未来
四〇億年前の粒子
深部からのメッセンジャー
テンハムの隕石
広がる地震観測網
ウェゲナーの大陸移動説
コラ半島超深度掘削坑プロジェクト〔ほか〕

著者等紹介

ホワイトハウス,デイビッド[ホワイトハウス,デイビッド] [Whitehouse,David]
イギリスの科学ライター。かつてはジョドレルバンク電波天文台およびロンドン大学マラード宇宙科学研究所の天文学者で、NASAのミッションにも参加経験がある。その後、BBC放送の科学担当記者となり、テレビ番組やラジオ番組に出演するかたわら、イギリスの雑誌や新聞に定期的に寄稿。王立天文学会会員。2006年には科学とメディアへの貢献をたたえて、小惑星(4036)が「ホワイトハウス」と名付けられた

江口あとか[エグチアトカ]
翻訳家。カリフォルニア大学ロサンゼルス校地球宇宙科学部地質学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

禿童子

9
天文学者でもあるサイエンスライターによる地球の内部構造(地殻-マントル-外核-内核)に関する探究の歴史と最新科学の知見・仮説を紹介する科学エッセイ。ヴェルヌのSF『地底旅行』をもじった地下深部への下降の旅という文系センスに見えて、読むのにエネルギーを要求するハードな本。マントルをめざしたコラ半島超深度掘削坑12,261m(現在はサハリンの12,345mが最深記録)。ポストペロブスカイトが2004年に日本人によって発見されたこと、地球磁場と内核の関係の謎、未決着の地球ダイナモ仮説を知ったのが収穫であった。2016/06/09

黒豆

5
ジュール・ベェルヌの地底旅行を絶えず意識しながら過去からの地球構造研究が紹介されている。興味を持ったのは、44億年前、ジャイアントインパクトによる月の生成時の岩石研究、全てがマグマオーシャンではなかった。また、一つの案として、地球のダイナモスタート、磁場発生、プレートテクトニクス始まる。また、金は他からの飛来でがダイヤモンドは地球でたくさん生成している、地表露出が少ないだけ。2016/05/07

naoto

2
面白かった。宇宙もロマンがあるけど、地底もロマンがある。どちらかというと地底の方がわからないことが多く、楽しいと思う。この本はウィリアムズに関する話も結構出ていて、両方楽しめる。もっと地学をきわめたい。2024/02/22

takao

0
ふむ2016/10/30

しょうた

0
私にとっては内容が難しかった。 しかし、地球内部も未だに分かっていないことや、内核の大きさが月と同じぐらい・内核の中に最内核があるのでは?等、知ることが出来て良かった。 こういった本を読むことも大切かなと思った。 この本をきっかけにヴェルヌの地底旅行も読んでみたい。2016/03/15

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