母なる自然があなたを殺そうとしている

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母なる自然があなたを殺そうとしている

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806714781
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0040

出版社内容情報

母親の胎内で生まれる前の弟妹を食い殺すサメなど、自然のダークサイドに魅了された科学者がその深遠な世界を案内する。

人の頭に取りついて成長しようとするハエの幼虫。
最長30年もの間、人体の中で生き続ける線虫。
人を刺したあと、5分以内で死に至らしめる毒貝。
母親の胎内で生まれる前の弟妹を食い殺すサメ。
海鳥を食い尽くして絶滅へと突き進む、ゴフ島のネズミ。

自然のダークサイドに魅了された科学者が、
その深遠な世界を案内する。

序章 自然と一つになるには 

第1章 何がなんでも生き残れ〈貪欲〉
利己的な振る舞いが正しい 
誕生前から始まる生存競争 
簡単にできる絶滅のしかた 
人は本当に理性的か? 
全てはDNAが操っている 

第2章 交尾のためなら、なりふり構わず〈情欲〉
ストレスが極限になっても 
命だって惜しくない 
自然な出産とは? 
オス化するメス 
強引な交尾 
食べられる=いいオス 
性はなぜ生まれたか 

第3章 寄生者のたくらみ〈怠惰〉
血吸いコウモリとの遭遇 
人に寄生するものたち 
寄生者たちの出会い 
寄生者によるマインドコントロール 
寄生者とDNA 

第4章 食うか食われるか〈暴食〉
人も光合成ができるか 
動物VS植物 
光合成をする動物がいた 
植物に操られる動物 
肉食動物はどれくらい殺すのか 
私は肉を食うべきか? 

第5章 強くなければ、盗み取れ〈嫉妬〉
無力な科学者 
嫉妬に苦しむ親たち 
小さいものは大きなものから盗む 
盗みに最も長けているものは 
動物にも嫉妬はあるか 
こそ泥化するオス 

第6章 暴力にも負けず〈怒り〉
殺人を犯したシャチ 
恐るべき化学兵器 
「自然」が私達を殺す 
青白コウモリと恋人たち 
シュミットによる「痛み指標」 
バラエティ豊富なヘビの毒 
叩かれても叩かれても生き延びる 

第7章 立て、同胞たちよ〈自惚れ〉
動物に「無私」はあるか? 
私達はネズミではない 
これからの私達と自然 
DNAに立ち向かえ 
  
索引 

訳者あとがき

【著者紹介】
ダン・リスキン(Daniel K. Riskin)1975年カナダで生まれる。1997年にカナダ、アルバータ大学で動物学学士、2000年にカナダ、ヨーク大学で生物学修士、2006年にアメリカ、コーネル大学で動物学博士の学位を取得。その後4 年間の博士研究員を経て、2010年から2011年までアメリカ、ニューヨーク大学で教鞭をとる。世界各地でコウモリの野外生態研究を行い、多数の研究論文を執筆している。2008年からアメリカとカナダのテレビ自然科学番組に出演、司会を務めている。本書、『母なる自然があなたを殺そうとしている』は初めての著作である。

内容説明

人間が自然の中で生き残るために、どう振る舞えばよいのか―大自然のダークサイドを描くことで我々に問いかける異色ノンフィクション。

目次

序章 自然と一つになるには
第1章 何がなんでも生き残れ―貪欲
第2章 交尾のためなら、なりふり構わず―情欲
第3章 寄生者のたくらみ―怠惰
第4章 食うか食われるか―暴食
第5章 強くなければ、盗み取れ―嫉妬
第6章 暴力にも負けず―怒り
第7章 立て、同胞たちよ―自惚れ

著者等紹介

リスキン,ダン[リスキン,ダン] [Riskin,Daniel K.]
1975年カナダで生まれる。1997年にカナダ、アルバータ大学で動物学学士、2000年にカナダ、ヨーク大学で生物学修士、2006年にアメリカ、コーネル大学で動物学博士の学位を取得。その後4年間の博士研究員を経て、2010年から2011年までアメリカ、ニューヨーク大学で教鞭をとる。世界各地でコウモリの野外生態研究を行い、多数の研究論文を執筆している。2008年からアメリカとカナダのテレビ自然科学番組に出演、司会を務めている

小山重郎[コヤマジュウロウ]
1933年東京で生まれる。東北大学大学院理学研究科において「コブアシヒメイエバエの群飛に関する生態学的研究」を行い、1972年に理学博士の学位を取得。1961年より秋田県農業試験場、沖縄県農業試験場、農林水産省九州農業試験場、同省四国農業試験場、同省蚕系・昆虫農業技術研究所を歴任し、アワヨトウ、ニカメイガ、ウリミバエなどの害虫防除研究に従事し1991年に退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ポレ

7
著者はコウモリの生態を研究する動物学者。カナダの自然科学番組の司会を務める。ドーキンスの『利己的な遺伝子』に影響を受け、DNAの操る生体ロボットが生物なのだと提唱する。その視座から自然なモノを無条件に賛美する人たちへ、自然の本当の姿をクドいくらい見せつける。その上で利己的な遺伝子の支配を超越した文化を築いたのが人間であり、自然保護のための非利己的な活動を読者に期待して締めくくる。あまりにも多くの生物やエピソードを盛り込みすぎている。くわえて訳文が超絶下手っぴなので、ウンザリした読後感である。2018/03/03

くさてる

6
「自然」な生き方ってなんだろう?世界の様々な場所でコウモリの生態観察を行ってきた科学者である著者が、7つの大罪の視点から、自然に生きる生物の生態を解説した内容。人間が都合よく考える「自然」なんてこの世には存在しないんだなーと思いました。野性動物や昆虫の生態についての記述が中心ですが、愛する女性と結ばれ、父となった男性のごく当り前な気持ちの変化とそれも科学的に考察してしまう科学者ならではの述懐も多く、面白い内容です。が、翻訳がもう少しこなれていたなら、もっと読みやすかったのでは…。2014/08/10

john

2
テーマは面白いのですが、この訳は一体なんでしょう? こなれていない感じで読みにくい。いちいち立ち止まって考えなければならない。結構エネルギーが必要でした。2014/07/24

150betty

1
(☆3)冒頭からヒトヒフバエ、人間に寄生するハエの話。著者はコウモリが専門の学者で海外に研究に行った際に寄生されたみたいなのだけど。仲間はそのハエに名前をつけたりするも、痛みが出てきて病院に行ったら医者からは妄想癖の患者と勘違いされて邪険にされたりちょっと笑える。自然の産物で如何に人間に脅威を与えるものがあるかという本なのだけど、著者に子供が生まれてそれに関する著述が結構入っててエッセイっぽい。興味深い内容は多いんだけど、ちょっとまとまりを欠いてる感じはある。2014/06/24

黒胡麻

0
自然は優しい理想郷などではなく、利己的な遺伝子に操られた生物たちがあらゆる悪行に手を染めて生存競争を繰り広げる厳しい世界なのだ。その例がいろいろ書いてあって面白い。でも、息子への愛情が利己的DNAのたくらみだとして何が問題なんだろう。人間を過度に特別視したがるところがいかにも西洋人的思考って感じで少しうんざりした。2017/03/22

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